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「正座して、話を聞きなさい」結婚の挨拶で長話を続けた義父。話が終わる瞬間に感じた本音とは

「正座して、話を聞きなさい」結婚の挨拶で長話を続けた義父。話が終わる瞬間に感じた本音とは
正座で始まった結婚の挨拶
結婚の挨拶で、初めて彼の実家を訪ねた日のことです。
玄関で迎えてくれた彼の母親は笑顔でしたが、座敷で待っていた父親は、私たちの顔を見るなり表情を引き締めました。
私が座布団に腰を下ろそうとすると、父親が低い声で言いました。
「正座して、話を聞きなさい」
驚きながらも、私は慌てて座り直しました。彼も隣で正座しましたが、父親に何か言う様子はありません。
「結婚は遊びじゃない。家族になるというのは、それだけ責任が増えるということだ」
そこから、父親の長い話が始まりました。
夫婦は互いに支え合わなければならないこと、親戚付き合いを大切にすること、冠婚葬祭には必ず顔を出すこと。
最初は結婚生活についての一般的な話だと思っていました。
しかし、話が進むにつれて、父親の言葉は次第に私だけへ向けられていきました。
「息子は仕事が忙しい。家では、しっかり休ませてやってほしい」
「料理や掃除も、最低限はできないと困る」
「うちの親戚の前で、恥をかかせないようにしてくれ」
隣を見ると、彼は目を伏せたまま黙っています。
私は反論することもできず、「はい」と答え続けました。
最後のひと言で分かった本音
話は一時間近く続きました。
足はすっかりしびれ、姿勢を保つこともつらくなっていました。それでも父親は、私がどんな家庭を築きたいのか、一度も尋ねませんでした。
ようやく父親が湯呑みに手を伸ばしたため、これで終わるのだと少し安心しました。
すると父親は、お茶をひと口飲んでから言いました。
「まあ、嫁に来る以上は、うちのやり方に合わせてもらわないとな」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥に重たいものが残りました。
父親が確認したかったのは、私たち二人の結婚への覚悟ではありません。
私がこの家の考え方に従えるかどうかを、最初から確かめていたのだと気づいたのです。
帰り道、私は彼に正直な気持ちを伝えました。
「ああいう言い方をされるとは思わなかった。あなたにも、途中で何か言ってほしかった」
ところが、彼は困ったように笑っただけでした。
「父さんは昔からああいう人だから。悪気はないよ」
その言葉にも、さらにもやもやが募りました。
父親の考え方以上に、それを当然のこととして受け流す彼の態度が気になったのです。
結婚の挨拶を終えたはずなのに、帰りの車内で私の中に残っていたのは、祝福された喜びではありませんでした。
この家族とうまく付き合っていけるのだろうかという、不安だけでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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