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「借金480万、もう返せなくなった」夫の告白。だが、前日までの行動に思わず凍りついた
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消えていく小遣いと、夫の口癖
夫は四十代で、収入は同年代の平均くらいはあります。
息子が二人いて、切り詰めれば困るほどではありませんでした。
ただ、夫は自分が楽しむことを何より優先する人だったのです。
「たった3万の小遣いで、やっていけると思うのか」
毎月お金を渡すたび、夫は決まってそう言いました。
「誰が働いて稼いできてると思ってるんだ」
その3万は、いつも月の半ばには消えていました。使い道はギャンブルです。負けが込むほど、夫の機嫌は目に見えて悪くなりました。
それだけでは済みません。
職場の飲み会代、趣味の釣りの道具や餌代。足りないと言われれば、家計から出すしかなかったのです。
「三か月に一回は旅行とかに行かないと、苦しくて仕事なんかしてられない」
近場でいいから、と夫は言います。
それで機嫌よく働いてくれるならと、私は何も言いませんでした。
先月も、家族四人で温泉に行きました。
夫は息子たちと川に入り、宿の夕食に目を細めて、心から楽しそうにしていたのです。
「やっぱり、たまにはこうしないとな」
その横顔を見て、私は少しだけ安心していました。
凍りついた夜
旅行から帰り、荷物を片づけ終えた夜のことでした。リビングの夫が、妙にそわそわしています。
「ちょっと、話があるんだけど」
床に座り直した夫は、私の顔を見ずに切り出しました。
「借金480万、もう返せなくなった」
言葉の意味が、すぐには入ってきません。
「……いま、いくらって言った」
「だから、480万だよ」
全部ギャンブルで作ったのだと、夫は言いました。何年もかけて、少しずつ膨らませていたのだと。
頭に浮かんだのは、たった数日前の光景でした。息子たちと川で笑っていた夫。うまいうまいと箸を伸ばしていた夫。
あのとき、この人の頭には480万があったはずです。それなのに、旅行に行った。行く前に返そうとは、一度も思わなかった。
「どうして、旅行の前に言わなかったの」
「言ったら、行けなくなるだろ」
悪びれもせず、夫はそう答えました。背中を冷たいものが伝っていきます。
怒りよりも先に来たのは、恐怖でした。この人の中では、借金と旅行が同じ天秤に乗っていないのです。
あの日、夫は一点の曇りもなく笑っていました。480万を背負ったまま、息子たちに川の魚を指さして見せていた。
そのずれが、私にはどうしても理解できません。隣で寝息を立てはじめた夫を見たまま、私は身体が凍りついて、朝まで動けませんでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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