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「君は家族じゃないから、来るな」入籍したのにお盆から私を締め出した夫。翌年、義母と暴いた嘘とは

初めてのお盆に告げられた一言
結婚して一年目の夏。
お盆の予定を尋ねると、夫は「親戚の集まりに呼ばれてる」とだけ答えた。
嫁として初めてのお盆だ。
挨拶の言葉も、手土産も、着ていく服も。頭の中で予定を組み立てていた私に、夫は箸を止めもせずに言った。
「君は家族じゃないから、来るな」
耳を疑った。
「私たち、入籍したよね。家族じゃないの?」
「俺の家族の集まりに、なんで君が?」
悪びれる様子もない。
呼ばれないことより、家族だと真正面から否定されたことが効いた。悲しみと怒りで、目の前が遠のきそうだった。
しかもその年のお盆は、特別な日だった。
私の誕生日がお盆にあるからと、夫のほうから「記念日はその日にしよう」と提案して決めた、初めての結婚記念日だったのだ。
夫の実家までは車で片道30分。
日帰りで戻って、二人でお祝いくらいはするだろう。そう思って確認した。
「日帰りだよね?」
「いや?泊まりだけど。酒飲みたいし!」
私は言葉を失った。
翌年、義母の電話で崩れた嘘
初めてのお盆で、初めての結婚記念日で、私の誕生日。
その日を、私は一人で過ごした。
翌日の昼過ぎ、連絡ひとつなく二日酔いで手ぶらの夫が帰宅し、夕方まで二度寝。起きるなり、私が自分で買ってきたケーキを平らげた。
その記憶が、翌年のお盆前に蘇った。
義母から電話がかかってきたのだ。
「今年もお盆は来られないの?」
今年「も」。
妙な言い方だった。
「去年、私が行かなかった理由って、何て聞いてます?」
「あなたの都合がつかなかったって、あの子が」
フラッシュバックした怒りが、するりと言葉になった。
「家族水入らずで過ごしたいと言われたので、部外者の私は遠慮したんです」
電話の向こうが静まり返った。
義母は事情を一つずつ確かめると、「そんな話は一言も聞いてない」と声を落とし、最後には何度も私に謝った。
その日の夜。
仕事から帰宅した夫が、義母からの長いメッセージを見てギョッとした顔になった。
慌てて実家に電話をかけ、廊下の隅で背中を丸める。
「いや、それは…そういうつもりじゃ…」
言い訳は途中で飲み込まれ、あとは「はい」としか聞こえてこなくなった。
長々と説教されながら、夫の顔から血の気が引いていく。げっそりと受話器を置いた姿は、爽快だった。
「…来年は、一緒に行こう」
「はっきりして、よかったです」
私はそれだけ返した。夫は目を合わせられないまま、うなずくしかなかった。
それ以来、お盆が近づくと夫はおとなしくなる。カレンダーの八月をめくるたび、自分から「今年は日帰りでいいよね」と聞いてくる。片道30分の道を、今は私が助手席で越えている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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