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「ご飯の支度はいいから、座ってて」そう言った義母。だが、夫から聞いた事実に絶句

「ご飯の支度はいいから、座ってて」そう言った義母。だが、夫から聞いた事実に絶句
義実家の台所を覗いた夜
結婚して三年。義両親との関係は、良好だと思っていた。
前の夏には一緒に旅行にも行った。
義母はいつも笑って、こう言ってくれていたから。
「気を遣わないで。本当の家族みたいに、仲良くしようね」
その日は義実家で夕食をご馳走になることになっていた。座っているだけなのも落ち着かなくて、私は台所を覗いた。
「お義母さん、何かお手伝いすることありませんか」
「ご飯の支度はいいから、座ってて」
菜箸を振りながら、義母は笑った。
「本当にいいんですか」
「いいのよ。狭いから、かえって邪魔になっちゃう」
それでも気になって、居間にいた夫に小声で確認した。
「ねえ、私、座ってて大丈夫かな」
「お母さんがいいって言ってんなら、大丈夫だろ」
食卓では義父とも話が弾んで、よく笑った。何ごともない夜だった。少なくとも、私はそう思って帰った。
スピーカーから響いた声
変わったのは、夫だけが帰省した週末のあとだった。
玄関で靴を脱ぎながら、夫が言いにくそうに切り出した。
「あのさ。母さんと姉さんが、ちょっと言っててさ」
「何を」
「あの子、全然動かないのね、って」
手が止まった。
「もう少し気がきくと思ってた、とも言われた」
「私、お義母さん本人に聞いたよね。あなたにも確認したよね」
「まあ、そうだけど。お前も上手くやれよ。俺はお前の実家に行っても上手くやってるだろ」
その一言で、私の中の何かが切れた。
「そんなことを言われるのであれば、私はもう行きません」
数日後、テーブルの上で夫のスマホが鳴った。
夫は着信を確かめると、スピーカーにして私の前に置いた。
「いいって言われても、動くのが嫁の勤めでしょう」
義母の声が、部屋に響いた。
「母さん。座っててって言ったのは、母さんだよね」
「それは……そういう意味じゃないでしょう」
「言ったことと違うことを陰で言うのは、やめてくれ」
義母が息を吸う音がした。何か言いかけて、その言葉が途中で止まる。
「……私は、ただ」
電話の向こうで、義父の低い声が割り込んだ。
「お前が座ってろと言ったんだろう」
それきり、義母は黙り込んだ。長い沈黙のあとに、小さな声が聞こえた。
「……悪かったわよ」
夫が私を見た。私はスマホに向かって、はっきり言った。
「はっきりして、よかったです」
あれから、義母が私に「座ってて」と言うことはなくなった。行けば玄関まで出てきて、台所では「これ、お願いしてもいい?」と聞いてくる。断られるのを恐れるような、遠慮がちな声で。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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