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「来ちゃった、抱っこさせて」出産翌日の病室に押しかけてきた義両親。我慢出来ず、夫に助けを求めた結果

「来ちゃった、抱っこさせて」出産翌日の病室に押しかけてきた義両親。我慢出来ず、夫に助けを求めた結果
ノックもなく開いた病室のドア
長女を里帰り出産したときの話です。私の実家に近いその産院は、義実家から車で3時間ほど離れた場所にありました。
出産の翌日。
体はまだ思うように動かず、髪もまとめないまま、ベッドの上でうとうとしていた午前中のことです。
ノックもなく、病室のドアが開きました。
立っていたのは義両親と、結婚してから数えるほどしか会ったことのない義妹の3人でした。
「来ちゃった、抱っこさせて」
義母は私の返事も待たず、新生児用のベッドへまっすぐ手を伸ばします。
「連絡したら気を遣わせちゃうと思ってね」
義父にも、悪びれる様子はありません。
ノーメイクの顔を隠すように、私は掛け布団を胸元まで引き寄せました。
「ほら、こっち向かせて。写真撮るから」
義妹がスマホを構え、シャッター音が立て続けに鳴ります。
3人は代わる代わる娘を抱き上げ、すっかり盛り上がっていました。
「鼻はうちの家系だな」
「口元はお母さん似じゃない?」
私の頭の上を、品評会のような会話が飛び交います。検温に来た看護師さんが「ご面会の方はお待ちいただけますか」と声をかけても、誰ひとり席を立ちませんでした。
「あの、少しだけ静かに…」
やっと出した声は、はしゃぐ声にかき消されて、誰にも届きませんでした。
夫が飛び込んできた朝
私は布団の下で、震える指のまま夫にメッセージを送りました。助けて、もう限界、と。
20分後、仕事を抜けてきた夫が病室に飛び込んできます。ベッドの私を一目見て、その顔つきが変わりました。
「今日は帰ってくれ」
「え、3時間もかけて来たのに?」
口を尖らせる義母に、夫は静かに、けれど一歩も引かずに続けました。
「連絡もなしに来るのは無しだ」
「昨日産んだばかりなんだよ。今必要なのは、面会じゃなくて休むことだ」
義母の顔から笑みが消えました。義父は何か言いかけて、そのまま言葉を飲み込みます。義妹は黙ってスマホをバッグにしまいました。
そこへ、様子を見に来た助産師さんが静かに口を開いたのです。
「ご面会は、事前にご連絡をいただく決まりなんです」
3人は誰も言い返せません。
目も合わせないまま荷物をまとめ、逃げるように廊下へ出ていきました。
ドアが閉まると、夫が「遅くなってごめん」と頭を下げます。
「ううん。はっきり言ってくれて、よかった」
それ以来、義母から届くのは必ず前日の確認の連絡になりました。
「日曜に伺っても大丈夫かしら」
あれほど遠慮のなかった人が、今では玄関先で夫の顔色をうかがってから、そっと娘の名前を呼ぶのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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