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「3日経ったけど、行ってないよ」犬の通院をすっぽかして黙っていた夫。だが、妻がぶつけた本音に絶句

「3日経ったけど、行ってないよ」犬の通院をすっぽかして黙っていた夫。だが、妻がぶつけた本音に絶句
冷蔵庫に貼ったままの予約票
その日の朝、私は急な用事で家を空けることになりました。
「今日、犬の病院あるからね!」
玄関で靴を履きながら、そう叫んで飛び出しました。予約票は冷蔵庫のドアに、マグネットで留めてあります。
定期の診察と、飲み薬をもらうだけ。十五分で終わる通院でした。
「はいはい、わかった」
ソファの夫は、片手を上げてそう返しました。
うちの犬は今年で八歳です。
散歩も、爪切りも、病院も、ほとんど私の担当でした。
私のほうが時間に融通が利くので、それ自体に不満はありません。
夜に帰ると、犬は玄関でしっぽを振っていました。病院のことを聞こうとしましたが、夫はゲームの音量を上げていて、話しかけづらい空気だったのです。
翌日も、その次の日も、病院の話は出ませんでした。
予約票は、冷蔵庫に貼られたままです。
薬の袋が一つも増えていないことに気づいて、私はようやく聞きました。
「ねえ、病院は行ってくれた?」
夫はテレビを見たまま、あっさりと答えました。
「3日経ったけど、行ってないよ」
部屋が、しんとしました。犬が足元まで来て、私の足に顎をのせました。
「ごめん」の一言を、初めて求めた夜
行けなかったこと自体を、責めるつもりはありませんでした。もとはといえば、私の用事で頼んだのです。
ただ、夫は自分に非があると思わない限り、絶対に謝らない人でした。
三日間黙っていたのも、悪いと思っていないからです。
私はリモコンを手に取り、テレビを消しました。
「行けなかったのは、責めてない」
「じゃあ、なんの話だよ」
「行かなかったって、3日も黙ってるのはおかしいよね」
夫の眉が、ぴくりと動きました。
「ごめんの一言が、どうしてそんなに重いの」
夫は口を開けて、何か言いかけて、そのまま閉じました。いつもならすぐ返ってくる「忙しかったんだよ」も「お前だって」も、出てきません。
視線が、私の足元の犬にゆっくり落ちました。
「……ごめん」
言い訳のつかない「ごめん」を聞いたのは、結婚してから初めてでした。
「うん。それだけで、よかったの」
私はそれ以上、何も足しませんでした。気にしないで、とも言いませんでした。
翌朝、夫は自分で予約票をはがして、病院に電話をかけていました。
「すみません、今日、連れて行っていいですか」
帰ってきた夫は、薬の袋を私に見せてきました。聞いてもいないのに、先生の説明まで復唱していました。
それから夫は、できなかった日は必ず先に言うようになりました。
「今日、散歩は無理そう。夜に俺が行くわ」
うちの犬は最近、夫が帰ってくる足音でも、しっぽを振るようになりました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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