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「家族5人で3万円、十分だと思うが」叔父から届いたご祝儀。だが、夫が当日の席と料理を見て黙り込んだワケ

一覧に名前が並んでいく
式の三か月前から、招待した方には事前にご祝儀を納めていただける仕組みを使いました。当日の受付が混まないようにと、式場から勧められたものです。
画面には、名前と金額が順に並んでいきます。夫の叔父の名前が出たのは、かなり早いほうでした。
叔父は妻と子どもを連れて、家族5人で来てくれることになっていました。
金額の欄には、3万円と入っていました。
その週、料理の打ち合わせがありました。
来てくれる人に満足してほしくて、コースはいちばん上のプランにしてあります。子ども用のプレートも、年齢に合わせて三種類お願いしました。
確認したかっただけ
見積書を畳んでから、夫に聞いてみました。
「叔父さんのご祝儀、あれ間違いかな」
夫はテレビから目を離しませんでした。
「家族5人で3万円、十分だと思うが」
「金額の話じゃなくて、入力の間違いなら確認したほうがいいかと思って」
「来てもらうのに文句を言うのか」
そこで話は終わりました。見積書は畳んだまま、鞄に入れておきました。
円卓に並んだ五つの椅子
当日、披露宴の会場に入ったのは開場の三十分前です。
円卓には名札が置かれ、叔父の家族の席には、椅子が五つ並んでいました。
背の高い子ども用の椅子が二脚。テーブルには、大人のコースと子どものプレートが人数分、順番に運ばれていきます。
夫が席次表を持ったまま、その卓の前で足を止めました。
「…これ、全部うちで用意したんだよな」
「そうだよ。引き出物も、5人ぶん」
子ども用の椅子には、小さなクッションが載せてありました。担当の方が、年齢を聞いて足しておいてくれたものです。
夫は名札を一枚ずつ見て、それから何も言わなくなりました。
披露宴は和やかに進みました。叔父はよく笑ってくれて、子どもたちはプレートをきれいに食べてくれます。写真もたくさん撮りました。
変わったのは、控室で衣装を脱いでいるときです。夫がネクタイを緩めながら、こちらを向きました。
「あの席を見て、やっと分かった。十分だと思ってたのは、俺が何も数えてなかったからだ」
「準備してるときに、それを聞きたかったな」
「うん。今度うちが呼ばれる番が来たら、俺が数えて決める」
荷物をまとめて出るとき、夫はテーブルに残っていた席次表を折りたたんで、自分の鞄にしまっていました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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