GLAM Editorial

2023.12.01(Fri)

【データから分析】20代の貯金はいくらあれば安心?平均額や目安となる将来に必要な費用を解説

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「20代はいくら貯金があれば安心なのだろう?」
「結婚や出産を考えているけど、どのくらいの金額が必要?」
「お金を貯められる自信がない…貯金のコツを知りたい!」

 

20代の方は、今後のことを考えて貯金をしておく必要があります。結婚や住宅購入など、大きな金額が動くライフイベントが待っているためです。

 

とはいえ、どのくらい貯金をすればよいのかイメージが湧きませんよね。また、同年代の貯金額の平均についても知りたいところです。

 

そこでこの記事では、20代の貯金に関して、

 

・平均貯金額
・将来に必要な費用
・お金を貯めるコツ

 

などを紹介します。

 

最後まで読むことで、貯金の目標を立てられ、貯蓄を増やせるようになります。ぜひご一読ください。

 

20代の貯金はいくらあれば安心なのかは人によって異なる

 

貯金がいくらあれば安心なのか、明確な金額は決まっていません。人によって、ライフスタイルやお金を貯める目的などが異なるためです。

 

たとえば、20代の平均貯金額は176~214万円です。一般的には、平均額よりも高ければ安心と考える人が多いでしょう。

 

しかし、結婚資金や住宅購入費には、これ以上のお金が必要です。「結婚式を挙げたい」「家を建てたい」などの要望を持っている人には、200万程度の貯金では足りない可能性が高いでしょう。その場合は、例え200万円を持っていても不安に感じるかもしれません。

 

このように、人によって安心できる貯金は異なるという点を理解したうえで、自分にとって安心できる貯金額を見つけていくのが大切だといえます。

 

 

20代の貯金額の平均・中央値

 

こちらでは、20代の貯金額の平均値と中央値を、以下の2パターンで紹介します。

 

・1人暮らし
・夫婦で生活している

 

「貯金額の目安を知りたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

※掲載しているデータは、すべて金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」から引用しています。

 

1人暮らしの場合

 

20代の1人暮らし(単身世帯)の平均貯金額は、176万円です。

 

しかし、これは平均値であり、極端に金融資産を持っている人がいれば数値は跳ね上がります。つまり、最も多い貯金額からは離れてしまうということです。

 

貯金の平均額を知るには、中央値も知っておく必要があります。中央値とは、データを大きい順、または小さい順番に並べた際、中央に位置している数値です。

 

20代の1人暮らしの中央値は、約20万円です。実際には、この貯金額が多いと頭に入れておきましょう。

 

なお、金融資産を保有していない(貯金がない)20代の独身者の割合は42.1%です。

 

20代は、働き始めたばかりで収入が低かったり、ライフイベントなので出費が多くなったりしがちです。そのため、貯金が少ない傾向にあります。

 

夫婦で生活している場合

 

夫婦で生活している(2人以上世帯)20代の貯金額は、平均値が214万円です。対して、中央値は44万円となっています。

 

1人暮らしに比べると、平均値・中央値共に2倍近くに額が増えています。

 

ただし、住宅購入や子どもの教育資金を考慮すると、さらなる貯金が必要です。

 

また、貯金がない割合は全体の35.7%です。1人暮らしよりも数値は減っているものの、夫婦で生活していても、金融資産を保有していない人は存在しています。

 

20代の貯金の目安になる将来に必要な費用7選

 

こちらでは、20代が将来必要になるであろう7つの費用を解説します。

 

  1. 結婚資金
  2. 住宅購入費
  3. 出産費用
  4. 教育費
  5. 留学費用
  6. 生活防衛費
  7. 老後資金

 

どのくらいのお金がかかるのかを知れば、貯金の目標額を設定しやすくなります。ぜひ参考にしてみてください。

 

1.結婚資金|約371万円

 

ゼクシィ調べによると、結婚のためには、総額で約371万円必要です。なお、内訳は以下のとおりです。

 

項目相場
婚約6.6~16.6万円
結婚式303.8万円
新婚旅行(ハネムーン)29.6万円
新生活・家具31.5万円
・家電37.8万円

 

なお、結婚式の内容や新婚旅行の有無などによって、金額は前後する可能性があります。そのため、あくまでも目安程度に考えておきましょう。

 

2.住宅購入費|約2,600~4,500万円

 

住宅金融支援機構の「2021年度 フラット35利用者調査」によると、種類別の住宅購入費の相場は、以下のとおりです。

 

住宅の種類相場
土地付注文住宅4,455万円
注文住宅3,572万円
新築マンション4,528万円
中古マンション3,026万円
建売住宅3,605万円
中古戸建2,614万円

 

種類次第ではありますが、家を買うためには最低でも2,600万円以上の費用が求められます

 

住宅ローンを利用すれば、一括で支払う必要はありません。しかし、収入が減ったりなくなったりしたときのことを考え、ある程度貯蓄をしておくことが大切です。

 

3.出産費用|約45~47万円

 

厚生労働省の「出産費用の実態把握に関する調査研究(令和3年度)の結果等について」によると、2020年度の出産費用は45~47万円です。

 

なお、出産費用には地域差があります。最も高い東京都では約55万円、最も安い佐賀県で約35万円です。

 

子どもを産むと、健康保険から50万円の出産一時金を受給できます。分娩費用の足しにはなりますが、地域によっては一時金だけでは賄いきれない場合があります。

 

4.教育費|約1,000~2,000万円

 

子どもの教育費は、幼稚園〜大学卒業までにかかります。

 

必要な費用は、以下のとおりです。

 

すべて国公立すべて私立
幼稚園45万円95万円
小学校193万円959万円
中学校146万円422万円
高校137万円290万円
大学477万円651万円
合計998万円2.417万円

参考:平成30年度子どもの学習費調査|文部科学省
   平成30年度学生生活調査結果|独立行政法人 日本学生支援機構
   令和3年度私立大学等入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について|文部科学省

 

どのような進路を進ませるかによりますが、大学卒業までに1,000〜2,000万円の費用がかかることを覚えておきましょう。

 

5.留学費用|約1000~500万円

 

20代だと、ビジネスや将来のことを考えて留学を検討している方もいるのではないでしょうか

 

海外留学をサポートしている「ワールドアベニュー」の調べによると、渡航先や期間ごとの費用の目安は、以下のとおりです。

 

渡航先12週1年
アメリカ142万円460万円
イギリス140万円470万円
カナダ100万円365万円
オーストラリア106万円315万円

 

留学先として人気なのは、英語圏であるアメリカやイギリスなどです。

 

場所や期間次第ではありますが、留学には最低でも100万円は用意しておきたいところです。

 

6.生活防衛費|生活費の3~6ヶ月分

 

生活防衛費とは、収入がなくなってしまったときに生活を確保するための資金です。生活費の3~6ヶ月分が目安とされています。

 

20代の1人暮らしの生活費が、およそ13万円です。そのため、36〜78万円を用意しておきましょう

 

なお、実家暮らしの方は、家賃や光熱費などの費用がかかりません。そのため、1人暮らしよりも生活防衛費が少なくなります。

 

7.老後資金|約1,300~2,000万円

 

金融庁の「高齢社会における資産形成・管理」によると、老後に備えておくには1,300~2,000万円程度の資金が必要です。

 

現役時代の収入や雇用形態などによって公的年金の受給額は異なります。そのため、必要な老後資金に幅があります。

 

なお、このデータは、公的年金以外に用意しておきたい金額です。老後の生活を安定させるためには、ある程度の貯金が必要であることがわかります。

 

20代が貯金を増やす5つのコツ

 

20代が貯金を増やすには、以下5つを意識することが大切です。

 

  1. 先取り貯金をする
  2. 固定費の削減を検討する
  3. 無駄な出費を控える
  4. 資産運用を始める
  5. 副業で貯金に回すお金を増やす

 

それぞれの方法について詳しく解説するので、貯金を始めようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

1.先取り貯金をする

 

先取り貯金とは、収入があったタイミングで貯金用の口座に決まった額を移動させることです。

 

最初に貯金するべきお金を除いておくことで、毎月一定の額が着実に貯められます。そのため「月末になると給料を使い切ってしまいお金を貯められない」と悩んでいる方におすすめです。

 

なお、先取り貯金をするには、金融機関で積立式定期預金を活用したり、勤務先の財形貯蓄制度を利用したりなどの方法があります。自分で預金口座に移すのが手間に感じる方は、自動的に引き落としされる手段を選ぶのがよいでしょう。

 

2.固定費の削減を検討する

 

固定費とは、毎月一定の金額を定期的に支払うものです。たとえば、以下の費用が挙げられます。

 

・スマホ代
・保険料
・サブスクリプションサービス
・家賃
・光熱費

 

固定費は見直しがしやすく、簡単に出費を減らせます。そのため、貯金がしやすい状況を作り出せるのです。

 

固定費の削減におすすめなのは、保険の見直しです。見直すことで、保険料を抑えられたり、自分にあった保険に加入できたりします

 

「保険料をもっと安くしたい」と考えている方は「マネプロ」への相談を検討してみてください。特定の金融機関に偏らない立場から、あなたにぴったりの保険を提案してくれます。

 

対面はもちろん、オンラインによる相談も受け付けています。ぜひ、以下のリンクから無料相談の予約をしてみてください。

 

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3.無駄な出費を控える

 

貯金するためには、無駄な出費を減らすことが近道です。たとえば、飲み会に行く回数を減らしたり、衝動買いを控えたりなどします

 

とはいえ、収入のなかでやりくりして、娯楽に費やすことは悪いことではありません。長い人生には楽しみが必要です。

 

無駄な出費をしないためには「自分にとって本当にいるものなのか」「いまお金を使う必要があるのか」などを考えましょう。

4.資産運用を始める

 

効率よく貯蓄を増やすなら、貯金と並行して資産運用を始めるのがおすすめです。銀行預金に預けるよりも、元本が増える可能性があります。運用方法や期間次第では、数十万円プラスになることも珍しくありません。

 

ただし、仮想通貨やFXなどのリスクの高い方法は控えましょう。投資したお金が一瞬で消えてしまう恐れがあるためです。

 

「資産運用の方法がたくさんあって、どれをすればよいかわからない」という方は、ぜひ貯蓄の無料相談サイト「ガーデン」を利用してみてください。

 

NISAやiDeCoなどの資産運用について、お金のプロがわかりやすく説明してくれます。加えて、ライフスタイルや収入状況に応じて、あなたにぴったりのプランを案内してくれます

 

相談は無料でおこなえるので、ぜひ以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。

 

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5.副業で貯金に回すお金を増やす

 

「もっと貯金に回す額を増やしたい」と考えている方は、副業にチャレンジすることをおすすめします。上手くいけば、月に数万円の副収入を得られます。


副業に初めて挑戦する方は、まずはフリマサイトで不用品を出品することから始めましょう。家の整理をしつつ収入を得られるため、一石二鳥です。

 

また、ポイントサイトを活用したり、クラウドソーシングで文字起こしや記事作成などの仕事を請け負ったりする方法もあります。

 

副業にはさまざまな種類があるので、求められるスキルや失敗する可能性の低さなどで選んでみてください。

 

20代はライフスタイルにあわせた貯金をしよう

 

20代の貯金はいくらあれば安心なのかは、人によって異なります。お金を貯める目的や家族構成は、一人一人違うためです。

 

ライフスタイルに応じで、先取り貯金や固定費の削減などの貯蓄法を試してみてください。

 

もし貯金方法や固定費の削減方法に迷ったら、プロの力を借りるのがおすすめ。特に「マネプロ」であれば、お金のプロであるファイナンシャルプランナーが、あなたにピッタリの貯金・投資プランを提案してくれます。

 

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