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「別れるなら秘密を会社にバラすぞ」浮気がバレた婚約者。だが、弁護士を連れて問い詰めると、表情が一変

「別れるなら秘密を会社にバラすぞ」浮気がバレた婚約者。だが、弁護士を連れて問い詰めると、表情が一変
クローゼットの奥
マッチングアプリで出会った彼は、誰が見ても完璧だった。優しくて、仕事もできて、結婚前提で付き合おうと言ってくれた。
初めて彼の家に泊まった夜、毛布を出そうとクローゼットの奥に手を伸ばした。指先に、固い小箱が触れた。
桐の箱の中には、へその緒。
そして、見知らぬ女性と幼い子どもと並んで写る、彼の家族写真があった。
写真の彼は、私の前では見せたことのない、家庭の顔で笑っていた。
手元の写真と、隣の部屋にいる彼が、どうしても同じ人物に思えなかった。
「ねえ、これ……どういうこと?」
振り返った彼の顔から、いつもの笑みが消えていた。
豹変した婚約者
「それ、勝手に見たのか」
声が、聞いたことのない低さだった。
「あなた、結婚してるの。子どもも、いるの」
「……だったら、なんだよ」
悪びれもしない一言に、足の裏が冷たくなった。完璧な彼は、最初からいなかったのだ。
「別れる。今すぐ、別れさせて」
そう言った瞬間、彼の表情が一変した。
「別れるなら秘密を会社にバラすぞ」
「言いふらされて困るのは、お前のほうだろ」
付き合う中で打ち明けた、私の過去や勤め先。
それを盾に取られていた。手が震えた。
けれど、ここで黙ったら一生この男に縛られる、とも思った。
「わかった。考えさせて」
私はそれだけ言って、その家を出た。
事実を並べた朝
家に帰って、まず警察に相談した。
次に弁護士を探し、証拠を一つずつ揃えていった。
怖くなかったと言えば嘘になる。それでも、震える手でメモを取りながら、私は決めていた。
感情でぶつかっても、この男には勝てない。
事実だけで、静かに詰めようと。
後日、弁護士に同席してもらい、彼と向き合った。
最初、彼はまだ強気だった。
「だから何だよ。証拠なんて、どうとでもなる」
弁護士が、淡々と事実を並べていく。既婚を隠した交際、すべて記録済みだと告げた瞬間、彼の言葉が止まった。
「いや、それは…ちょっと待ってくれ」
さっきまでの低い声が、急にうわずっていく。
「会社に知られたら、困るのはどちらでしょうね」
弁護士の一言で、彼の顔から血の気が引いた。
視線が泳ぎ、握りしめた拳がほどけていく。
「……慰謝料は、払う。払うから」
あれだけ私を脅した男が、机に額がつきそうなほど頭を下げていた。後日聞いた話では、彼は勤め先もクビになったという。
「はっきりして、よかったです」
立ち上がった私を、彼はもう見上げることもできなかった。脅す側だったはずの背中が、ひどく小さく丸まっていた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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