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「また車のローン立て替えてくれ」と義父母にお金を借りる義兄。だが、新車を買った義兄に下した義父の決断

「また車のローン立て替えてくれ」と義父母にお金を借りる義兄。だが、新車を買った義兄に下した義父の決断
羽振りだけが変わらない義兄夫婦
夫の兄夫婦は、昔から羽振りのいい暮らしをしていた。
広い一軒家に、玄関先には毎年のように買い替える高級車。
私たち夫婦から見れば、少し眩しいくらいだった。
ところが14年ほど前、その暮らしに小さなほころびが見え始めた。
高級車がいつの間にか普通車になり、家に置いてあったウォーターサーバーも解約されていた。
「最近、何かあったのかしら」
私が夫に尋ねても、夫は首をかしげるばかりだった。
後から知ったことだが、義兄は人事異動で収入が減り、残業も減っていたらしい。
住宅ローンと車のローンが重なり、月々の支払いが立ち行かなくなっていたのだ。
「また車のローン立て替えてくれ」
義兄が義父母に頭を下げに来たのは、その頃だった。義父母は黙って車のローンを肩代わりした。息子のためならと、財布を開いたのだ。私は横で、ただ黙って見ているしかなかった。
三度目の新車で義父が動いた
ところが、話はそこで終わらなかった。肩代わりしてもらった翌年、義兄夫婦の駐車場には、ぴかぴかの高級ワゴンが停まっていた。
真新しい、新車だった。
「え、また買ったの?」思わず声が出た。
そして二年前、二人はまた別の新車に乗り換えた。
数えれば、これで三度目になる。
その一方で、娘の学費は一円も積み立てていないという。進学の費用は、義姉の実家が肩代わりしていた。
(さすがに、身の丈に合っていない)
見かねた義父が、家族が集まった席で静かに口を開いた。
「もう肩代わりはしない」
穏やかだが、有無を言わせない声だった。
「車も家も、返せる範囲で持ちなさい。孫の学費くらい、親の務めとして自分たちで用意しなさい」
義兄は「いや、あれは…」と言いかけて、言葉に詰まった。隣にいた義姉の顔からも、みるみる血の気が引いていく。
三度目の新車の話が出た瞬間、二人はうつむいて黙り込んでしまった。
その場にいた親戚の誰もが、義父の言葉に静かにうなずいていた。
重い沈黙のなか、義兄が絞り出すように「……わかりました」とつぶやいた。いつも強気だった義姉も、この日ばかりは何も言い返せず、膝の上でぎゅっと手を握っていた。
あの日を境に、義兄夫婦は高級車を手放した。今は年式の古い中古車に乗り、娘の学費のための口座も、ようやく自分たちで開いたと聞いた。義実家の玄関に、お金の相談で頭を下げに来ることは、もうない。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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