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「マナー違反は役所に通報するの」正義感を口にする隣人。だが、駅のホームで本性が晒された瞬間
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通報が趣味の隣人
以前のマンションで隣に住んでいた女性は、とにかく正義感を口にする人でした。
廊下で会うたび、近所の誰かのマナー違反を見つけては役所に電話した話を、得意げに聞かせてくるのです。
「マナー違反は役所に通報するの」
その日も彼女は胸を張っていました。
近くの公園のカラスがうるさいと、何度も役所に電話を入れたのだと言います。
「みんな迷惑してるのに、誰も動かないでしょう」と鼻息も荒い様子でした。
正直、少し距離を感じる相手でした。
それでも、悪い人ではないのだろう、正義感が強いだけなのだと、私は自分に言い聞かせていたんです。ご近所づきあいは穏やかにしたかったのです。
「あなたも見かけたら、すぐ通報したほうがいいわよ」
そう念を押されるたび、私はあいまいにうなずくのが精一杯でした。
ここまで人に厳しいのだから、ご本人はさぞきちんとしているのだろう。そう思い込んでいたんです。
だから彼女の通報自慢も、へえそうなんですね、と受け流していました。
まさかその「正義」が、あんな形で崩れるとは思ってもみませんでした。
駅のホームで見た本性
ある朝、通勤で使う駅のホームで、その隣人をたまたま見かけました。声をかけようか迷って、少し離れた場所から様子をうかがっていたときです。
彼女は飲み終えた紙コップと丸めた紙くずを、あろうことかホームの床にそっと置いて、そのまま電車に乗ろうと歩き出しました。
ゴミ箱はすぐそこにあったのにです。
あれだけ人のマナーを通報していた人が、平然とポイ捨てをしている。私は自分の目を疑いました。
そのときです。巡回していた駅員さんが、まっすぐ彼女に歩み寄りました。
「お客様、今そちらに捨てられましたよね」
彼女の顔がさっとこわばりました。
「いえ、私は…」と言いかけて、そのまま言葉が続きません。周りで電車を待っていた人たちの視線が、いっせいに彼女へ集まりました。
結局、彼女は真っ赤な顔でゴミを拾い上げ、逃げるようにホームの奥へ消えていきました。あの得意げな正義感は、もうどこにも見当たりませんでした。
人を裁く前に見るべきものがある、とはっきりわかった出来事でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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