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「なんで旦那ばかりに責任押し付けるの?!」妻にブチギレた義母→妻が義母を怒らせた理由とは

温泉旅行の帰り、妻の不機嫌
結婚して二十数年、初めて夫婦だけで温泉旅行を計画した。
子どもも大学を卒業して独立し、ようやく訪れた二人だけの時間だった。
難点はうちの飼い猫で、シニアに差し掛かった年齢でペットホテルに預けるのは気が引ける。
そこで「うちで遊ばせるから連れておいで」と申し出てくれたのが妻の実家だった。
義両親は猫好きで、二泊三日くらいなら全然平気よと笑ってくれた。
私たちは感謝して荷物を渡し、夫婦で温泉に向かった。
帰宅して荷物をほどいていると、妻がスマホを見ながらため息をついた。
「実家から連絡来てる。猫が障子を破ったって」
「ああ、それは申し訳ない。弁償するから」
すぐに財布を出して、義実家に伺う日を決めた。妻は腕を組んだまま、ずっと険しい顔をしている。
当日も道中ほとんど口を開かなかった。
義母が放った一言
義実家のリビングで頭を下げ、封筒を差し出した。
「障子の修繕、こちらで負担させてください」
義母は手を振って受け取らない。
「大したことないからいいのよ。気にしないで」
柔らかい声だった。
安堵していると、横で妻が口を尖らせた。
「弁償するのが当然でしょ。ちゃんと謝りなさいよ」
私に向けられた言葉だった。
妻はさらに「だから言ったでしょ」と畳みかけてくる。
封筒を持ったまま固まっていると、義母の表情が静かに変わった。
「なんで旦那ばかりに責任押し付けるの?!」
低い声だった。義父も新聞を置いた。
「あんたはどうしてそうなの。猫を預けたいって言い出したのも、家を空けたのも夫婦両方でしょう。謝るのなら、あんたが謝りなさい」
妻は口を半分開けたまま、声を出せなかった。
義父も「お母さんの言う通りだぞ」と短く付け加えた。
帰り道、変わった空気
結局、義母は最後まで封筒を受け取らなかった。
代わりに「障子くらいで娘がこんなふうに言うなんて思わなかった」と私に何度も詫びた。
玄関を出るまで、妻はうつむいたままだった。
車に乗り込んでから、ぽつりと「ごめん」と漏らした。
「お母さんに言われると思わなかった」
長年の付き合いで初めて見る顔だった。子の前ではいつも強気な妻が、実母の一言で完全に黙る瞬間があるのだと知った。
普段は私が何を言っても譲らないのに、実母の声には逆らえない。それが少し可笑しくもあった。
翌日、義母から短いメッセージが届いた。「うちの娘がすみませんでした。次もまた猫ちゃんを預けてくださいね」。私は妻に画面を見せ、もう一度笑った。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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