Share
40代女性が「一人時間」を求めるのはなぜ?300人調査で見えた『ソロ活・学び直し』への本音
INDEX

「最近、一人の時間がほしいと思うことが増えた」
そんな感覚を抱えながらも、毎日の仕事や家事、家族との時間に追われ、自分のことはつい後回しになってしまう。
40代は、キャリア・家庭・人間関係など、さまざまな役割を抱える世代です。
一方で最近は、「ソロ活」「学び直し」「推し活」など、”自分のためだけの時間”を大切にしたいと考える女性も増えています。
そこでGLAMでは今回、40代女性300名を対象に、「自分時間」と趣味・ソロ活に関する意識調査を実施。
調査から見えてきたのは、単なるストレス発散だけではない、「自分に戻る時間」を求めるリアルな本音でした。
【調査概要】
調査対象:40代女性
調査方法:インターネット調査
有効回答数:300名
アンケート実施期間:2026年5月20日~2026年5月25日
40代女性の「自分時間」は実際どれくらいある?
仕事、家事、家族との予定に追われる毎日の中で、「自分だけのための時間」はどれくらい確保できているのでしょうか。
仕事や家庭の役割から完全に離れた、自分だけのための時間を1日単位で聞いてみました。

【アンケート結果:現在、仕事や家庭の役割から完全に離れ、「自分だけのために使える時間」は1日にどれくらいありますか?】
2時間以上 28.0%(84名)
30分〜1時間未満 27.7%(83名)
30分未満(ほとんどない) 10.3%(31名)
約4割が「1時間未満」という現実
「30分未満」と「30分〜1時間未満」を合わせた”1時間未満”は38.0%。
約4割の40代女性が、「自分だけの時間」を十分に確保できていない実態が明らかになりました。
特に「ほとんどない」と答えた方が1割いることも印象的です。
仕事が終わっても家事や育児が待っていて、一人になれる時間がほぼゼロという日が続いている。
そんな40代女性のリアルな日常が、この数字からは伝わってきます。
自分の時間を持てないことへの不満というより、「そういうものだ」と半ばあきらめながら日々をこなしている方も少なくないのではないでしょうか。
限られた時間でも「一人になりたい」
「自分だけの時間が1時間もない」と感じている方がいる一方で、毎日1〜2時間は確保できているという方も34.0%います。
でも、その時間が本当に「自分だけのもの」になっているかどうかは、また別の話です。
子どもが寝た後にソファに座っていても、頭の中では翌日の段取りや家族のことが渦巻いている。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回の調査で印象的だったのは、「自分時間が足りない」という不満だけではなく、”それでも確保しようとしている”姿勢が数字から見えたことです。
忙しい毎日の中でも、「少しでも一人になれる時間を持ちたい」という意識が、40代女性の間で確実に芽生えていることがうかがえます。
40代になると、なぜ「趣味」や「一人時間」が必要になるのか
「最近、一人の時間がほしいと感じることが増えた」という方も多いのではないでしょうか。
40代に入り、20代・30代の頃よりも新しい趣味や一人で没頭できる時間を求める気持ちが強くなったかを聞いてみました。

【アンケート結果:40代に入り、20代・30代の頃よりも「新しい趣味」や「一人で没頭できる時間」を強く求めるようになりましたか?】
あまり変わらない 30.3%(91名)
非常に強くなった 22.0%(66名)
全く思わない 3.0%(9名)
「一人時間」を求める40代女性が多数派に
「非常に強くなった」「やや強くなった」を合わせると66.7%。
実に3人に2人の40代女性が、以前よりも”自分だけの趣味”や”一人で過ごす時間”を求めるようになっていることが分かりました。
20代から30代にかけて、友人との時間や仕事・家庭に追われるうちに、自分のための時間はいつの間にか後回しになっていた。
そんな日々を経て40代に入ったとき、ふと「一人の時間がほしい」という気持ちが静かに芽生えてきた方も多いのではないでしょうか。
「ただ休みたい」だけではない40代女性の本音
これほど多くの40代女性が自分時間を求めるようになった理由は、単なる疲労感だけではありません。
もちろん、仕事・家事・育児などで忙しい40代女性にとって、「休みたい」「リフレッシュしたい」という気持ちは自然なものです。
しかし今回の調査では、それ以上に「自分のために時間を使いたい」という感覚の強まりが見えてきました。
若い頃は、恋愛・結婚・出産・仕事など、”やるべきこと”や”誰かのための役割”を優先してきた人も少なくありません。
だからこそ40代になり、少しずつ生活が落ち着いてきたタイミングで、「自分は本当は何が好きだったんだろう」と考える人が増えているのかもしれません。
「役割を忘れて、自分に戻りたい」40代女性たち
趣味や一人時間を求める気持ちが「強くなった」と答えた方が多数派でしたが、その理由は単なるストレス発散だけではありませんでした。
「強くなった」と回答した200名を対象に、自分時間や趣味を求める最大の理由を深掘りしました(うち188名が回答)。

【アンケート結果:(Q2で「強くなった」と答えた方へ)その「自分時間・趣味」を求める最大の理由は何ですか?】
人生の後半戦に向けて、生きがいややりがいを見つけるため 31.0%(62名)
「母」や「妻」「会社員」といった役割を忘れ、ただの「自分」に戻りたいため 19.5%(39名)
家族や職場以外の、新しいコミュニティ(第3の居場所)が欲しいため 8.5%(17名)
その他 1.5%(3名)
※Q2で「強くなった」と回答した200名を対象に集計(うち188名が回答)
ストレス発散だけではない、”自分時間”を求める理由
最も多かったのは「ストレス発散・リフレッシュ」(33.5%)でした。
それと同じくらい目を引くのが、「人生後半の生きがいややりがいを見つけたい」(31.0%)、「役割を忘れてただの自分に戻りたい」(19.5%)という回答です。
この2つを合わせると50.5%、半数以上の女性が、ストレス発散とは異なる、より前向きな理由でも自分時間を求めていることが分かりました。
「自分らしさを取り戻したい」「これからの人生を自分のために使いたい」という気持ちが、40代女性の自分時間への意欲を後押ししているようです。
「母」「妻」「会社員」ではない、”ただの自分”でいたい
40代は、人生の中でも特に多くの役割を抱えやすい時期です。
家庭では母親や妻として、職場では上司やベテラン社員として振る舞う場面も増えていきます。
もちろん、それらは大切な役割です。
その役割が増えるほど、「何も背負わない自分」に戻れる時間を求めたくなるのも、自然なことなのかもしれません。
調査で「役割を忘れてただの自分に戻りたい」という選択肢に19.5%が共感したことは、そんな40代女性のリアルな本音を映しているといえるでしょう。
「役割」というコスチュームをちょっとだけ脱いで、ただの自分に戻れる時間。
40代女性が求めているのは、案外シンプルなそういう時間なのかもしれません。
今、40代女性が時間とお金を使いたいこと
自分時間への意欲が高まる中、具体的にどんな過ごし方に時間やお金を積極的に投資したいと思っているのでしょうか。

【アンケート結果:今後、あなたが積極的に時間やお金を投資したいと思う「自分時間の過ごし方」は何ですか?(複数回答可)】
カフェ巡り・少し贅沢な一人ランチ 37.3%(112名)
一人旅・ホカンス(ソロ活) 32.3%(97名)
映画・観劇・美術館巡り 31.7%(95名)
推し活(アイドル・舞台・アニメなど) 26.3%(79名)
ヨガ・ピラティス・フィットネス 25.0%(75名)
サウナ・スパなどのリラクゼーション 18.0%(54名)
その他 16.7%(50名)
「学び直し」「ソロ活」への関心が上位に
最も多かったのは「資格取得・大人の学び直し」(38.3%)で、この結果は少し意外に感じた方もいるかもしれません。
続く「カフェ巡り・少し贅沢な一人ランチ」(37.3%)、「一人旅・ホカンス(ソロ活)」(32.3%)、「映画・観劇・美術館巡り」(31.7%)と合わせて見ると、上位に並んだ項目のすべてに共通点があります。
それは、「誰かと一緒に楽しむ」のではなく、「自分一人で完結できる」時間であるという点です。
友人や家族を気遣う必要がなく、自分のペースで自分の興味だけに向き合える時間への関心が、40代女性の間で高まっていることがうかがえます。
「気分転換」だけではない、自分のための時間
今回の結果で興味深いのは、「なんとなく暇だから趣味を探したい」という空気ではないことです。
「学び直し」が最も多かった点からも、自分時間を単なるリフレッシュではなく「自分への投資」として捉えている意識が感じられます。
知識やスキルを身につけたい、あるいは「いつかやりたかったこと」に挑戦したいという気持ちが、上位の結果に表れているのではないでしょうか。
「一人旅」「美術館巡り」「推し活」なども同様に、若い頃は後回しになっていた「自分の好きなこと」を、40代になってようやく大切にしたいという思いが重なっているように感じられます。
実際に始めたこと、挑戦したいこと 40代女性たちのリアルな声

今回のアンケートでは、「役割を離れて自分に戻る時間」を求める中で、実際に始めたことやこれから挑戦したいことについても、多くの声が寄せられました。
ここからは、特に印象的だったコメントを紹介します。
一人カフェ・ヨガ・ソロ活
まず多く見られたのが、「一人で過ごす時間」を意識的につくるようになったという声です。
「一人でどこかへ行く」「一人で何かに没頭する」。
誰かの都合に合わせる必要がなく、自分のペースで過ごせるその心地よさを、40代になって初めて実感している女性も少なくないようです。
学び直し・昔諦めた夢への再挑戦
また、「若い頃にできなかったことを今やってみたい」という声も目立ちました。
「またいつかやろう」と心のどこかで温め続けてきたことを、40代でようやく解禁する。
「学び直し」が上位に入った背景には、単なる資格取得だけではなく、”人生の中で諦めてきたことを取り戻したい”という思いもあるのかもしれません。
推し活・「好きなもの探し」
さらに印象的だったのが、「好き」という感情を大切にしたいという声です。
「好きなものを探す」という言葉が、今回の調査を象徴しているように感じられます。
長い間誰かのために走り続けてきたからこそ、40代になってようやく「自分の好き」を取り戻そうとしている。
そんな女性たちの姿が、この声からは伝わってきます。
40代から始める「自分に戻る時間」のつくり方

調査結果から見えてきたのは、自分時間を持つことへの高い意識と、それでもなかなか実現できていない現実のギャップです。
ここでは、今回の調査で見えてきた40代女性たちのリアルな声をもとに、「自分に戻る時間」をつくるためのヒントをご紹介します。
まずは「小さな一人時間」から始める
「一人でカフェに行く」「ヨガを始める」など、今回寄せられた声の多くは、決して大げさなものではありませんでした。
特別な準備も、まとまった時間も必要ありません。
週末の数時間、あるいは平日の朝のほんの少しの時間でも、「今日は自分のためだけに使えた」という実感が、心の余白を少しずつ広げてくれます。
「一人でカフェに行く」「好きな本を読む時間を作る」など、今日からでもできる小さな一歩から始めてみましょう。
完璧な環境が整うのを待つより、まず動いてみることが、自分時間への第一歩になるはずです。
「いつかやりたかったこと」に期限を決める
学び直しや昔諦めた夢への再挑戦を語る声には、共通して「子どもが成人したから」「仕事が落ち着いてきたから」というタイミングの話が出てきました。
「いつかやろう」と思いながら後回しにしてきたことは、誰にでもあるのではないでしょうか。
40代という節目は、そんな「いつか」を「今」に変えるのにちょうどいいタイミングかもしれません。
語学でも、楽器でも、資格でも、まず小さく始めてみること。動き出した先に、自分らしさを取り戻す感覚が待っているかもしれません。
「好きなものを探す」こと自体を楽しむ
「何が好きだったかわからなくなってしまった」という声が今回の調査で印象的でしたが、それは決してネガティブなことではありません。
長い間誰かのために走り続けてきた証でもあり、これからの自分に向き合い始めたサインともいえます。
「好きなものを探している」という状態そのものが、すでに「自分のための時間」の始まりです。
結果を急がず、気になることに少しずつ手を伸ばしていくうちに、自分らしい時間の過ごし方が少しずつ見えてくるのではないでしょうか。
まとめ:40代女性が求めているのは「自分に戻る時間」
今回の調査から、40代女性の3人に2人が、以前よりも「自分だけの趣味」や「一人時間」を求めるようになっていることが明らかになりました。
その背景にあるのは、疲れを癒したいという気持ちだけでなく、「役割から離れてただの自分に戻りたい」「これからの人生を自分らしく楽しみたい」という、より前向きな意識の変化です。
「ソロ活」「学び直し」「推し活」。どれも、誰かのためではなく、自分のためだけに使う時間です。
40代女性が本当に求めているのは、華やかな非日常ではなく、「ただの自分に戻れる時間」なのかもしれません。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事

