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「1万円分くらいかな?食材をまとめ買いしてた」レシートを取らない彼。価値観が合わない彼と喧嘩にならなかったワケ

「1万円分くらいかな?食材をまとめ買いしてた」レシートを取らない彼。価値観が合わない彼と喧嘩にならなかったワケ
分けて管理したい私
恋人と暮らし始めて、二か月が過ぎた頃でした。
私は生活費を項目ごとに分けて、きっちり管理したいほうです。
ノートに食費と日用品を書き分けて、月末に見返すのが安心でした。
彼は、まるで逆の人でした。
買い物のレシートは、レジを離れる前にほとんど捨ててしまいます。
「レシート、取っておかないの?」
「細かいことは、気にしなくていいよ」
お金にルーズというより、そもそも記録するという発想がないだけの人でした。
悪気はまったくありません。困っているのは、たぶん私だけだったのです。
増えた1万円の理由
ある月、食費がいつもより大きくふくらんでいました。何度計算し直しても、やっぱり合いません。
「今月、食費が1万円くらい増えてるんだけど」
「あー、それ、たぶん僕だ」
彼はすこし考えてから、あっさり白状しました。
「1万円分くらいかな?食材をまとめ買いしてた」
週末に、少し高いお肉や旬の魚をまとめて買っていたのだそうです。
しかも、私に相談なしで。理由を聞くと、彼はきょとんとした顔で答えました。
「二人で、美味しいもの食べたかったから」
責めるつもりで聞いたのに、その一言で肩の力が抜けました。
思わず苦笑いが出てしまいます。冷蔵庫を開けると、確かにいい食材が詰まっていて、先週おいしかった食卓が急に思い出されました。
「たしかに、この前のブリの照り焼き、すごく美味しかったけどね」
「でしょ?あれ、奮発したかいがあったよ」
決めた小さな約束
どちらが正しい、という話ではないと思いました。
私はきっちり管理したいだけ。
彼は、二人の食卓を良くしたかっただけ。向いている方向は、そんなに違わないのです。
「その気持ちは嬉しいよ。ただ、まとめ買いのときだけ、先に一言ちょうだい」
「わかった。じゃあ、それのレシートは取っておくね」
決めたのは、たったそれだけでした。
高い買い物をするときは、事前に相談する。
まとめ買いのレシートだけは残す。
ほかは今まで通り、彼のやり方に任せます。
次の週末、彼は魚売り場からメッセージをくれました。今日は奮発してもいい、と。
もちろん、と返します。
その一言だけで、胸のもやもやは消えました。
その日、彼はレシートを一枚だけ握って帰ってきました。差し出す紙切れを見て、私はまた笑います。
けんかにならずに済んだ食卓は、前より少し賑やかになりました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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