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「玄関に置いてくから、よろしくね」我が家を無料の託児所にしたママ友。後日、徹底的に断った結果

連絡もなく置いていかれる子
同じ幼稚園に、いつも突然うちへ来るお母さんがいました。
最初は近くまで来たからでした。次はちょっと買い物で、そのうち連絡すら来なくなったのです。
インターホンが鳴って出ると、玄関には年中の女の子が一人で立っていました。門の外から、その母親が車の窓越しに手を振ります。
「一時間で戻るね」
戻ってくるのは、三時間後でした。
その子に非はありません。うちの子とよく遊ぶ、人懐こい女の子です。
おやつを出せばお礼を言えるし、帰りには自分で靴をそろえます。
ただ、預かる側は違います。昼をまたげば昼食が要りますし、食べられないものがあるのかも知りません。
転んだときにどこへ連絡すればいいのかも、聞かされていませんでした。
一度、やんわり伝えたことがあります。
「預かる日は、先に連絡もらえると助かるな」
「えー、気にしすぎだって。同じ園なんだしさ」
その日も、子どもだけ置いて出ていきました。
土曜の朝、ドアを開けなかった
限界がきたのは、家族で出かける約束をしていた土曜です。
朝八時にインターホンが鳴りました。
画面には、リュックを背負った女の子と、その後ろで携帯を見ている母親が映っています。
「玄関に置いてくから、よろしくね」
受話器越しに、私は答えました。
「ごめんね、今日は家族で出かけるから預かれない」
返ってきたのは、明るい声でした。
「えー、いいじゃん。じゃあ一緒に連れてってよ」
「連れては行けない」
「ケチくさ。前は良かったのに」
声から明るさが消えました。
私は玄関を開けずに、はっきり伝えました。
「置いていかれても、うちは開けないから」
画面の中で、その人が周りを見回しました。
返事はありませんでした。
子どもの手を引いて、その人は無言で車へ戻っていきます。
それから誘いは何度も来ました。
遊びに行っていいか、少しだけ預かってほしい。全部、同じ言葉で返しています。
「ごめん、その日は用事があるの」
断るたびに、返信は短くなっていきました。
三度目を過ぎたころ、連絡は止まったのです。
園の門で会えば挨拶はします。ただ、向こうから声をかけてくることはなくなりました。
あの子とうちの子は今も園庭で走り回っていて、迎えに来た母親が隅で立って待っています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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