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「5回とも声はかけてないの、悪いね」わざわざ仲間外れを伝えに来たママ友→私が笑顔のまま返した短い本音

「5回とも声はかけてないの、悪いね」わざわざ仲間外れを伝えに来たママ友→私が笑顔のまま返した短い本音
お迎えの列で告げられた
保育園のお迎えの列に並んでいると、同じ組のママが横に来ました。
少し改まった顔をしています。
「5回とも声はかけてないの、悪いね」
何のことか分からず、聞き返しました。
この二か月で、ママ友が5回ほど集まっていたのだそうです。
知らなかったのですから、こちらは何も困っていません。
飲み込めなかったのは、それをわざわざ伝えに来たことのほうでした。
「気まずいでしょ。先に言っておこうと思って」
「どうして声をかけないんですか」
彼女は少し考えてから答えました。
「あなたって何でも1人でできそうだから、誘いづらいのよ」
できそう、というのが何を指すのかは、最後まで分かりませんでした。
思い当たることはありました。
組の連絡用のやりとりで、私の書き込みだけが返事のないまま流れていくのです。
持ち物の確認を書いても、読んだ人の数が増えるだけ。すぐ後の投稿には、何人もが短く応じていました。
しばらく様子を見ました。顔を合わせれば普通に話せますし、行事の準備も声をかければ進みます。
それでも、集まりの話題だけは私の前で必ず止まるのでした。
笑顔のまま返した本音
次に同じ報告を受けたのは、運動会の片づけの最中でした。
折りたたんだテントを抱えたまま、彼女がまた同じ切り出し方をします。
「今度もね、あなたには声かけてないの。気まずいでしょ?」
近くで長机を運んでいたママたちが、手を止めてこちらを見ました。
私は笑顔のまま答えました。
「いえ、全然。誘いたい人を誘えばいいと思います」
言い返したつもりはありません。本当にそう思っていたのです。
彼女の顔から表情が抜けました。何か言おうと口を開き、途中で息だけが漏れます。
「……そう。うん、そうよね」
近くにいたママが、小さくうなずきました。
「テント、あと二つですね」
別のママがそう声をかけて、その場はそのまま動き出したのです。
それきり、あの報告は来なくなりました。
すれ違えば挨拶はします。ただ、誰と集まったかを彼女が私に話すことは、二度とありませんでした。
年が明けてから、別のママたちと過ごす時間が増えました。
相談すれば返事が来ますし、園庭で子どもを待つあいだに他愛のない話をします。誘われる誘われないの話は、その輪では出ません。
先日、その一人に言われました。
「あの日の返し、私も真似したいと思った」
お迎えの列で、遠くから会釈だけをしてくる彼女に、私も同じだけ会釈を返します。
それくらいの間柄になったのが、今はいちばん楽なのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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