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「こんなんで子育て大丈夫なの?」嫁の育児をけなした義母。だが、小学生の娘の一喝で黙り込んだ

「こんなんで子育て大丈夫なの?」嫁の育児をけなした義母。だが、小学生の娘の一喝で黙り込んだ
帰省2日目の台所で続いた小言
夏休みの帰省で義実家に泊まった2日目の夕方だった。台所で夕飯の支度を手伝っていたら、隣に立った義母の口調が急に変わった。
「手際悪いわね」
包丁の角度、洗い物の順番、味噌の溶き方。一つ一つに細かい指摘が飛んでくる。普段は娘と二人で回している台所で、こんなふうに文句を言われたことなどない。義母は腕を組み、フライパンを覗き込んでため息をついた。
「あなたのお家、こんなんで子育て大丈夫なの?」
具を切る手が止まりそうになった。子育てまで持ち出されるとは思っていなかった。普段の保育園の送り迎え、夜泣きで眠れなかった日々、小学校の宿題に付き合った夜。
義母はその一切を知らないのに、台所での手つき一つを材料に育児まで否定してきた。
小学生の娘が放った一喝
居間でテレビを見ていた小学生の娘が、台所に立つ私たちのほうへ歩いてきた。私の手元と義母の顔を一度ずつ見ると、小さく息を吸って口を開いた。
普段は人見知りで知らない大人には目を合わせない子なのに、その時だけは目線をまっすぐ義母に向けていた。
「おばあちゃん、ママをいじめないで」
静かだが芯のある声だった。義母が娘を見下ろした目つきがわずかに揺らぐ。
「ママはいつも一生懸命だよ。手際悪いって言わないで」
娘は私の脇に立ったまま、義母の目をまっすぐに見ていた。義母の顔から血の気が引いていく。
口がわずかに開いたまま、言葉が出てこない様子だった。三秒ほどの沈黙が台所を支配した。
「あら…そんなつもりじゃ…」
そう小さく漏らした義母は包丁を置いて、台所を出ていった。
居間に座った義母はテレビの方を向いたまま、夕飯の時間まで一言も発さなかった。
食卓に並んだ味噌汁をすすりながら、義母はちらりと娘を見ては目を逸らした。
普段あれだけ口数の多い人が、ご飯のお代わりも言わずに席を立った。義父が「珍しいな」と呟いたのに対しても、義母は曖昧に頷くだけだった。
夫はそんな様子を一度だけ私に目配せして、何も言わずに次のおかずに箸を伸ばした。
「ママ、おばあちゃんに勝ったね」
布団に入った娘がそうつぶやいて笑った。普段の保育園や小学校で同じように友達を守ってきたのだろう。
そのまっすぐさが今日、母親を救ってくれた。台所で何度も飲み込んできた言葉を、たった一言で代わりに返してくれた娘の背中をそっと撫でる。
義母との関係はこれからどうなるか分からない。けれど今夜だけは、娘の隣で深く眠れそうだった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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