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「ほかに守りたい人ができたから、もう会えない」どっちつかずの関係を続けた男→私が最後に告げられた言葉と後悔

「ほかに守りたい人ができたから、もう会えない」どっちつかずの関係を続けた男→私が最後に告げられた言葉と後悔
二十代のはじまりに
その人と出会ったのは、私がまだ二十代のはじめの頃でした。
ひと目で心を惹かれて、気づけば誰よりも大切に思うようになっていたのです。
相手も、まんざらではない様子でした。二人で食事に行ったり、映画を観たり。
恋人同士がするようなことを、私たちは、ごく自然に重ねていきました。
それなら付き合っているのかと言えば、はっきりそうとも言えない。
告白めいた言葉を交わすでもなく、はっきりした線引きのないまま、ただ時間だけが過ぎていったのです。
どっちつかずのまま
付き合っているのか、いないのか。どっちつかずの、曖昧な関係。
それが、なんと8年も続きました。
今思えば不思議な話ですが、当時の私は、それでもよかったのです。
好きすぎて、ただ一緒にいられるだけで嬉しかった。
名前のつかない関係でも、隣にいられれば、それだけで満たされていたように思います。
いつか、ちゃんとした形になるかもしれない。
そんな淡い期待を、私はどこかでずっと抱いていました。
相手も、その期待を、そっと拒まないでいてくれる。
だから私は、答えの出ない時間を待つことさえ、さほど苦にも思わなかったのです。
友人には「早くはっきりさせたら」と言われることもありました。
それでも、いまの心地よさが壊れてしまうのが怖くて、私はどうしても踏み込めずにいたのです。
告げられた最後の言葉
そんなある日のことです。何の前触れもなく、その人は静かに切り出しました。
「ほかに守りたい人ができたから、もう会えない」
頭の中が、真っ白になりました。
8年ものあいだ、私が積み重ねてきた時間は、いったい何だったのか。問い返す言葉すら、うまく出てきませんでした。
「勝手に8年も、期待させておいて」
あとになって、そんな恨み言のひとつも言いたくなりました。
けれど、彼を強く責める気には、なぜかなれなかったのです。曖昧なまま隣にいることを選んだのは、ほかでもない私自身でもあったからです。
あれから、長い時が流れました。それでも、ふとした瞬間に思い出しては、あの人と離れて本当によかったのかと、今も考えてしまいます。もう顔もおぼろげになりつつあるのに、あの割り切れなさだけが、妙にくっきりと残っているのです。
その答えは、きっと出ないままなのでしょう。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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