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「交通費、全額出すからね」結婚式に招待してくれた大学の先輩。当日、先輩たちの対応に絶句

「交通費、全額出すからね」結婚式に招待してくれた大学の先輩。当日、先輩たちの対応に絶句
快く引き受けた受付
大学時代にお世話になった先輩から、結婚式の招待をもらったのは、少し肌寒くなり始めた頃でした。
学生の頃はよく面倒を見てもらった相手で、声をかけてもらえたのは素直に嬉しかったのです。
ただ、式場は青森でした。私が暮らす宮城からは、それなりの距離があります。
少し迷っていると、先輩は明るい調子でこう言ってくれました。
「交通費、全額出すからね」
そこまで言ってくれるならと、私は喜んで出席を決めました。
ついでに受付も手伝ってほしいと頼まれ、それも二つ返事で引き受けたのです。
当日に交わされなかった約束
式当日、私は朝早くに家を出て、列車を乗り継いで青森へ向かいました。
慣れない土地で会場を探し、なんとか時間に間に合わせたのです。
ところが、先輩に挨拶をしても、交通費の話はひとことも出てきませんでした。
受付の段取りも、誰と組むのか、いつ立てばいいのか、何ひとつ知らされていません。
結局、受付は行き当たりばったりで、私は勝手が分からないまま来客に頭を下げ続けました。
式が終わっても、交通費どころか、来てくれてありがとうの一言があるだけだったのです。
お金が惜しかったわけではありません。
自分の負担でも、お祝いなら喜んで駆けつけたはずです。
ただ、あれだけはっきり口にした約束を、まるで無かったことにする。その気軽さが、静かに私の心を冷やしていきました。
静かに引いた一線
帰りの列車の窓に流れる景色を見ながら、私は先輩との距離を、そっと測り直していました。
お金の多い少ないの話ではありません。人と交わした約束の重みを、この人はどう考えているのだろうと、静かに思ったのです。
年が明けて、私は年賀状を出しました。けれど返ってきたのは、宛名も文面もどこか他人行儀な、印刷だけの一枚でした。
それを見て、ああ、もういいのだと、妙にすっきりしたのを覚えています。
怒鳴るでもなく、責めるでもありません。ただ、こちらから連絡を取るのを、静かにやめました。
翌年からは年賀状も出さず、そのまま自然に縁は切れていったのです。
無理をして繋いでおく間柄では、なかったのだと思います。線を引いてしまえば、心はふしぎと軽くなりました。あの日以来、私はもう、あの人のことで胸を騒がせることはありません。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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