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「ごめん、廃車になった」ローンを残して廃車にした息子→息子が自分のクレジットカードを切ったワケ

「ごめん、廃車になった」ローンを残して廃車にした息子→息子が自分のクレジットカードを切ったワケ
車を買いたいと言った息子
息子が「仕事を頑張るから、車を買いたい」と言い出したのは、社会人になって少し経った頃でした。
「ちゃんと働いて、自分で維持費も払うから」
その言葉を信じて、私たち夫婦は初期費用を貸すことにしました。
納車された車は、なぜか夫のほうがすっかり気に入ってしまいます。
「せっかくだから、いいタイヤに換えてやろう」
そう言って、手入れに40万円ほどかけたほどです。
休みの日には、二人で洗車をしている姿もありました。
「これで通勤も楽になるな」
そう笑っていた夫の顔を、今でも覚えています。
残ったのは300万のローン
ところが数か月後、息子は事故を起こし、車は廃車になってしまいました。
幸い、壊れたのは車だけで済みました。
「ごめん、廃車になった」
電話でそれだけ言う息子に、私はしばらく言葉が出ませんでした。
手元に残ったのは、300万円のローンだけです。
調べてみると、息子はほかにもカードを何枚か持っていて、毎月の支払いに追われていました。
買い物のたびに、あるだけ使ってしまう癖がついていたのです。
私たち夫婦は、そのカードの癖をやめさせたくて、支払いを手伝うことにします。
まとまったお金が必要で、毎月の給料から少しずつ回していく。
息子の尻拭いが、終わりの見えないまま続くように思えました。
夫と二人、家計簿を前にして、ため息をつく夜が増えました。
どこで間違えたのだろうと、口には出さずに考えていました。
財布を差し出した朝
ある朝、息子が台所に立つ私のところへ来て、自分の財布を差し出しました。
中から、カードを一枚ずつ抜いていきます。
「カードは、今日で切るよ」
そう言って、息子はカードにはさみを入れました。
残りの数枚も、ためらいなく、目の前で順番に切っていきます。
「全部、俺が働いて返す。父さんと母さんの給料から出させるのは、もう終わりにする」
「返せるあてはあるの」
「残業もするし、昼の弁当も自分で作る。何年かかっても返す」
叱りつけたわけではありません。
私たちが何かを言う前に、息子が自分で決めて、動いていました。
切られたカードの束を見ながら、私は返事の代わりに、湯気の立つお茶を一杯、息子の前に置きました。
尻拭いの朝ではなく、やり直しの朝になった気がしました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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