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「これなら一人千円もかからないよね」ママ友とのランチ会。だが、ママ友の非常識な行動に絶句

「これなら一人千円もかからないよね」ママ友とのランチ会。だが、ママ友の非常識な行動に絶句
我が家に集まるようになった理由
物価が上がってから外食の回数がめっきり減り、代わりに一品ずつ持ち寄って我が家に集まるランチが増えました。
「これなら一人千円もかからないよね」
唐揚げ、ポテトサラダ、炊き込みご飯。
四人が持ち寄れば、テーブルはそれなりに賑やかになります。
その日、一番に来た同じマンションのママ友が、並べた器を見渡して明るい声を出しました。
「ランチは持ち寄りで、全部いける」
冗談だと思って、みんなで笑いました。
空になった器を覗いた子どもたち
食べはじめて十分もしないうちに、そのママ友だけ箸が止まらないことに気づきました。
唐揚げの器に手が伸び、次にサラダ、そのまま炊き込みご飯へ。
取り分けるのではなく、自分の皿に山を作っていきます。
「これ美味しい、どこで買ったの?」
「うちで揚げたのよ。レシピ送ろうか」
話しながらも、手はまったく止まりません。
気がつくと、テーブルの器はほとんど空でした。
数えたら、その人ひとりで皿を平らげていたのです。
子ども部屋から戻ってきた子たちが、テーブルを覗き込みました。
「これ、もうないの?」
うちの娘が、空になった唐揚げの器を持ち上げて振っています。ほかの子も、次々に器の底を確かめていきました。
「まだ食べたかった!」
「ごめんね、足りなかったね」
私は冷凍庫からウインナーを出して焼きました。
そのママ友は椅子に座ったまま、お腹をさすって笑っています。
「あー、食べすぎちゃった」
悪気は、まるでないようでした。だからこそ、誰も何も言えなかったのです。
回らなくなった連絡
同じことは、その後も何度も続きました。
持ち寄る量を増やしても、器が空になる時間が少し延びるだけです。最初は苦笑いだったママたちの顔から、いつのまにか笑いが消えていました。
「うちの子、この前も足りないって言ってて」
幼稚園から一緒のママが、帰り際に小さな声で言いました。
私は頷きましたが、それ以上は続けませんでした。陰で言うのは違うと思ったからです。
ただ、次のランチの相談をするとき、そのママ友の名前は出ませんでした。誰かが外したわけではありません。声をかける人が、一人もいなくなっただけでした。
数週間後、マンションのエントランスで顔を合わせました。
「最近、ランチやってないの?」
「……集まれていないんです」
私が言えたのは、それだけです。
いつもの笑みが、途中で止まりました。何か言いかけて、口を閉じます。視線がゆっくり下がっていきました。
「そっか。またやろうね」
そのままエレベーターのほうへ歩いていく背中に、私は何も言いませんでした。次の集まりの連絡は、その日も回らないままでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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