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「ごめん、あと5分で出ます」毎回30分は捕まるママ友の長話を初めて遮った私→翌週の変化に驚いた

終わらないおしゃべりに捕まる朝
上の子の幼稚園で仲良くなったママ友がいる。
優しくて気配りもできる、本当にいい人だ。ただ、ひとつだけ困ることがあった。話し始めると、止まらないのだ。
「今日この後、予定があって。ごめんなさいね」
そう切り出しても、彼女はにっこり笑ってこう続ける。
「そうなんですね。私もこの後、上の子の習い事なんです。水泳を始めてね、最近やっと少しずつ泳げるようになってきて…」
次の話題が、また次の話題を連れてくる。
気づけば三十分、道端で立ちっぱなし。我が子がぐずり始めても、彼女の話は止まらない。
「ご機嫌が斜めなので、そろそろ行きますね」
「この時間って、ぐずりますよね。うちの子もそうで、この前なんて…」
相槌を打つたびに、話は枝分かれしていく。
習い事、献立、下の子の夜泣き。どれも他愛ない世間話だ。でも私には、夕飯の買い出しも、園に戻る時間も刻々と迫っていた。
ベビーカーの中で、下の子がとうとう泣き出した。
「あー、ごめんね。じゃあ、また…」
言いかけた語尾に、彼女の新しい話題がまた重なる。私はまた、笑ってうなずくしかなかった。
結局その日も、予定していた買い物をひとつ諦めた。悪い人ではないと分かっているから、無下にもできない。
はっきり言えない自分にも、少し嫌気がさしていた。
初めて言えた、たった5分の勇気
このままではいけない。私は、次に会ったときの言い方を決めておくことにした。
だらだら遠慮するから、相手も切れ目を見つけられないのだ。
翌週、いつものように彼女が近づいてきた。私は笑顔のまま、先に用件を告げた。
「ごめん、あと5分で出ます」
彼女は一瞬きょとんとしたけれど、すぐにうなずいた。
「あ、そうなんですね。じゃあ手短に!」
拍子抜けするくらい、あっさりしていた。
時間を区切ったことで、彼女もむしろ話しやすそうだ。
約束の5分が来ると、私はもう一度きっぱり言った。
「続きは、また明日ゆっくり聞かせてください」
「はい、楽しみにしてます!」
手を振って別れた背中が、なんだか軽い。
遠慮して黙り込むより、正直に伝えたほうが、お互い気持ちいいのだ。
驚いたのは、翌週からの彼女の変わりようだった。道で会うと、彼女のほうから時計を気にしてくれる。
「今日は時間ある?なかったら、また今度ね」
そう聞いてくれるようになったのだ。私が線を引いたことで、彼女もきっと、ずっと気にしていたのだと思う。話しすぎているかも、と。
それからは、道で会っても長々と捕まることはなくなった。彼女は彼女の予定へ、私は私の予定へ。ちょうどいい距離で、笑って手を振り合える関係になれた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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