Share
「この仕事向いてないんじゃない?」グループチャットで後輩を注意するお局。だが、凍りついた空気を救った先輩の冷静な一言

突然の公開処刑!凍りつく職場のグループチャット
平日の夜、ピコンとスマートフォンが短い通知音を立てました。
画面に表示されたのは、職場のメンバー全員が参加しているグループチャット。
いつもの事務的な業務連絡だろう。
そう思いながら気軽な気持ちでトーク画面を開いた私の指先が、画面の上でピタリと止まります。
そこには、お局的存在である厳しい先輩から、今年配属されたばかりの後輩に向けた容赦のないメッセージが並んでいました。
『〇〇さん、先日作成してもらった資料だけど、ミスが多すぎる』
『この程度の仕事もできないなら、この仕事向いてないんじゃない?』
本来であれば、直接指導するか、個別にメッセージで伝えるべきデリケートな内容です。
それを数十人が見ている公開の場でわざわざ送りつけるなんて。
誰一人としてフォローの言葉を挟めず、後輩自身も沈黙を守っていました。
息苦しいほどの重い空気が、文字だけの画面からでも痛いほど伝わってくる最悪の状況です。
緊迫の空気を切り裂く、見かねた先輩の神対応
どうすればこの気まずい空気を収められるだろうか。
私がオロオロとスマートフォンを握りしめたままフリーズしていた、まさにその時です。
再びピコンと音が鳴り、真新しい吹き出しが画面に浮かび上がりました。
『グループチャットで個人的な叱責は控えましょう。注意は個別でお願いしますね。』
送信者は、いつも温厚で皆から慕われている先輩。
決して感情的にならず、的確で毅然としたフォローでした。
数分間の重い沈黙の後、先ほどの先輩から短い返信が届きます。
『失礼いたしました。以後気をつけます。』
そのたった一言で、ピンと張り詰めていたトークルームの糸が、ふっと柔らかく解けたのを感じます。
よかった。思わず、深く安堵の息を吐き出しました。
表情や声のトーンが見えない文字だけのやり取りは、時として刃物のように鋭く人の心をえぐります。
だからこそ、送信ボタンを押す前に「相手がどう受け取るか」を想像する思いやりが何よりも大切なのだと。
冷や汗を拭いながら、私自身の胸にも深く刻み込んだ出来事です。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
ほかの小説も読む
CHARACTERS
登場人物から探す
THEME
テーマ・シチュエーションから探す
ENDING
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事


