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「どんな奥さんか、しっかり見定めさせてもらいます」結婚式のスピーチで宣言した義妹→我が家に泊まりに来た義妹の信じられない行動とは

兄想いの義妹が、初めて泊まりに来た夜
夫の妹は、とにかく兄が大好きだった。
私たちの結婚式でも、マイクを握ってこう宣言したほどだ。
「大好きなお兄ちゃんが、どんな人と結婚するのか。どんな奥さんか、しっかり見定めさせてもらいます」
冗談めかしてはいたけれど、その目は本気だった。会場はどっと沸いたが、私は少しだけ、背筋が伸びる思いがした。
結婚してしばらく経ったある週末、義妹が初めて私たちの家に泊まりに来た。
夕食を終え、片付けも済ませて、あとはゆっくりするだけ。
そう思っていた矢先だった。
洗面所のほうから、がたごとと物音がする。見に行くと、義妹が洗濯機の蓋を開け、中に頭を突っ込むようにして、何かを覗き込んでいた。
「お義姉さん、ちょっとこれ見てください」
義妹は勝ち誇った顔で、糸くずを取るフィルターを指でつまみ上げ、リビングのテーブルに、ぱっと広げてみせた。
「フィルターにゴミ残ってました!」
まるで、動かぬ証拠でも突きつけるような口ぶりだった。兄の妻が、家事をきちんとやっているか。義妹は、それを確かめに来たらしかった。
「うちの洗濯機まで検査するの?」
あまりのことに、私は言葉が出てこなかった。糸くずフィルターにゴミが少し残っていたくらいで、ここまで得意げになれるものだろうか。
言い返すのも大人げない気がして、私が黙っていたときだった。
やり取りを聞いていた夫が、洗面所から顔を出して、あきれたように口を開いた。
「ちょっと待って。おまえ、よその家に泊まりに来て」
「うちの洗濯機まで検査するの?」
穏やかな、けれどはっきりとした声だった。義妹の得意げな表情が、すっと固まる。
「い、いや、そういうつもりじゃ……ただ、気になっただけで」
「気になったからって、人の家の洗濯機を開けて回るのは違うだろ。うちのことは、俺たちでちゃんとやってるよ」
兄にそう言われて、義妹はぐうの音も出ないようだった。つまみ上げた糸くずを、ばつが悪そうに、そっとテーブルの端へ寄せる。
「……ごめんなさい。ちょっと、やりすぎたかも」
ぽつりと漏らしたその声には、さっきまでの勢いはもう残っていなかった。
それを見て、私はようやく肩の力が抜けた。夫が笑って、場を和ませてくれる。
「こいつ、昔から俺のことになると張り切りすぎるんだ。悪気はないから、許してやって」
その夜以降、義妹の家事チェックは、ぴたりとなくなった。今では、洗面所ではなく、こたつでみかんを分け合う仲だ。あの日の勝ち誇った顔を思い出しては、二人でこっそり笑っている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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