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「遊ぶ場所じゃない、迷惑だ!!」共用廊下で子供を怒鳴る住民。だが、謝罪した私の一言で空気が一変

共用廊下に響いた怒鳴り声
夕方、住んでいるマンションの共用廊下で、娘と近所の子がやわらかいボールを転がして遊んでいた。私が玄関先で見守っていると、同じ階に住む中年の男性が、険しい顔で足音を立てて近づいてきた。
嫌な予感がして、私は立ち上がった。
「遊ぶ場所じゃない、迷惑だ!!」
その声は廊下じゅうに響くほど大きく、遊んでいた子どもたちは一瞬で固まった。娘は今にも泣き出しそうな顔で、私の後ろに隠れてしまった。
近くの部屋の住人が、何事かと窓からこちらをうかがっているのが分かった。
確かに、廊下は遊び場ではない。走り回れば下の階に響くし、注意されるのは当然だと思う。それでも、まだ小さな子を頭ごなしに怒鳴りつける必要が、本当にあったのだろうか。
張り詰めた空気の中で、私はゆっくりと息を吸った。
母が男性に返した一言
「うるさくして、すみませんでした」
まず私は、その場できちんと頭を下げた。それから娘の目線までしゃがみ、正面から言い聞かせた。
「ここは人が通る場所だから、ボールはお部屋か公園でね」
娘は唇を結んで、こくりとうなずいた。
そのうえで私は、男性のほうへ静かに向き直った。頭ごなしの大声だけは、どうしても見過ごせなかった。
「騒がしくしたのはすいません、でも大声で怒鳴る必要ありますか」
男性の眉がぴくりと動き、次の言葉に詰まった。私は声を荒らげず、あくまで穏やかに続けた。
「迷惑なら迷惑と、理由を教えてもらえれば、ちゃんとやめる子ですから」
周囲の住人が動いた
男性の顔がみるみる赤くなった。何か言いかけて、口を開いたまま止まる。反論の言葉を探しているようだったが、続きは出てこなかった。
後日、管理人さんが掲示板に一枚の紙を貼った。共用部での過度な叱責は控えてください、という一文だった。それを見て、私はようやく小さく息をついた。
あの日以来、廊下ですれ違っても、男性はこちらを見ないまま足早に通り過ぎていく。あれだけ大きかった声を、もう一度も聞いていない。
娘は今、叱られた場所ではなく、公園で思いきりボールを追いかけている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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