MENU

Share

HOME LIFESTYLE STORY COLUMN

「たかが水道代だろ!」水を流しっぱなしにしながら皿を洗う夫。だが、妻の行動にキレた夫に我慢の限界がきた瞬間

「たかが水道代だろ!」水を流しっぱなしにしながら皿を洗う夫。だが、妻の行動にキレた夫に我慢の限界がきた瞬間

「たかが水道代だろ」と流す夫

我が家の夫は、食器を洗うときに蛇口を全開にしたまま、最後まで一度も水を止めない。

スポンジで泡立てている間くらいは止めてほしくて、私は何度もお願いしてきた。

「洗ってる間だけでも、水止めてくれる?」

けれど返ってくるのは生返事ばかりで、水はジャージャーと流れっぱなし。皿を一枚洗い終える頃には、洗い桶がいっぱいになってしまう。ある晩、さすがに強めに言うと、夫は面倒くさそうに顔をしかめた。

「たかが水道代だろ!」

その一言で、私はもう何も言えなくなった。節約を口にする私が、まるでケチな人間みたいに扱われた気がした。

光熱費のことを考えているのは、いつも私ばかり。そう思うと、なんだか無性に虚しかった。

鍋の水をすくった私に逆ギレ

そんな夫が先日、パスタを茹でると言い出した。大きな寸胴鍋になみなみと水を張り、火にかける前にスマホを取りにキッチンを離れた。

なかなか戻ってこないので、私が代わりにコンロへ運ぼうとした。けれど、この水量では重すぎて、とても持ち上げられない。

腰を痛めたら元も子もないと思った。

私はおたまで半分ほど水をすくい、鍋を軽くしてから火にかけた。ちょうどそこへ夫が戻ってきて、鍋を覗き込むなり声を荒げた。

「水もったいないのに、何で捨てたの」

私は菜箸を置いて、夫の顔をまっすぐ見た。

「その鍋の水、何リットル?」

夫は口をぽかんと開けたまま、答えられない。

「食器を洗うときは止めてって言っても流しっぱなし。なのに、私が持てない量を減らしたら、もったいない?」

夫の顔から、みるみる血の気が引いていった。言い返そうと口を開きかけて、けれど言葉が続かない。

「毎日、あなたが流してる水の方がよっぽど多いよ。それは、もったいなくないの?」

「……いや、それは」とだけ口ごもり、夫はそのまま黙り込んでしまった。ぐうの音も出ない、とはこのことだと思った。

それから夫は、食器を洗うときにそっと蛇口を締めるようになった。目が合うと、決まってばつが悪そうに視線を逸らす。

あんなに偉そうだったのに、今ではもったいないの一言も出てこない。台所に立つ夫の背中を見るたび、少しだけ胸がすく思いがした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

ほかの小説も読む

CHARACTERS

登場人物から探す

THEME

テーマ・シチュエーションから探す

ENDING

結末から探す

最も人気の短編小説

もっと見る >

スカッとする短編小説

もっと見る >

モヤモヤ短編小説

もっと見る >

ゾッとする短編小説

もっと見る >

LINEの短編小説

もっと見る >

実体験をもとにした短編小説

もっと見る >

恋愛トラブル

もっと見る >

ハラスメント

もっと見る >

金銭トラブル

もっと見る >

浮気・不倫

もっと見る >

仕事のトラブル

もっと見る >
ふと心に引っかかった「モヤモヤ」
思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」

その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

応募フォームはこちら

PROFILE

GLAM Lifestyle Editorial

編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

website
前の記事

「キッチン、ピカピカにしといた」とドヤ顔する夫。だが、妻の一言でドヤ顔が崩れた瞬間

GLAM Lifestyle Editorialのすべての記事を見る

Gallery

SHARE !

この記事をシェアする

Follow us !

GLAM公式SNSをフォローする

Feature

特集記事

Ranking