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夫「あのさ、言いにくいんだけど」→「それ、いつ決まったの?」子どもが産まれるタイミングで、家を建てた夫婦に起きたトラブルとは

夫「あのさ、言いにくいんだけど」→「それ、いつ決まったの?」子どもが産まれるタイミングで、家を建てた夫婦に起きたトラブルとは
着工目前の一言
お腹は、もう前に突き出すほど大きくなっていた。妊娠後期。子どもが産まれるタイミングに合わせて、夫と二人で家を建てると決めた。
土地を選び、内装も外装も、何度も図面を広げて話し合った。いよいよ着工という、その手前だった。
「あのさ、言いにくいんだけど」
夫が、妙に軽い調子で切り出した。
「母さんが新築の隣に中古見つけて引っ越すって」
一瞬、言葉が出なかった。新しい家のすぐそばに、義両親が越してくる。そんな話、一度も聞いていない。
「え、待って。それ、いつ決まったの?」
「この前、母さんが見つけたみたいでさ。いいだろ、近いと何かと助かるし」
考えるほど腹が立つ
土地探しの段階から、義両親には逐一報告していた。場所も、間取りも、全部知られている。それなのに、もう何も変えられないこのタイミングで、すぐ隣に越してくるという。
考えれば考えるほど、腹が立った。出産に集中したい時期に、どうしてこんな大事な話を、こんな軽い調子で持ってくるのか。涙が止まらなかった。
「お義母さん、週に何度も電話してくるよね。すぐ隣に住んだら、毎日来るんじゃないの」
「考えすぎだって。うちの親は過干渉じゃないから平気」
夫はそう言って取り合わなかった。でも私は、玄関を開ければ義母がいる毎日を、どうしても受け入れられなかった。
「この家は私たちの家」
「誰の許可もいらない、私たちだけの場所がほしいの」
声が震えていた。それでも、ここで折れたら一生後悔すると思った。
折れなかった結果
それから何度も喧嘩をして、何度も話し合った。私はただ一点、譲らなかった。
「近いのが助かるかどうかは、私が決めることでしょう。子育てするのは私なんだから」
「……でも、断ったら母さんが」
「あなたのお母さんに伝えるのは、あなたの役目だよ」
夫は長いこと黙り込んだ。やがて、観念したように立ち上がった。妊娠後期の私を前に、ようやく事の重さに気づいたらしい。後日、夫は自分の口で義母に、引っ越しの話は無しにしてほしいと伝えてくれた。
義母は最初こそ渋ったそうだが、最後は引き下がったという。隣に越してくる話は、そのまま立ち消えになった。
新居で暮らす今、私はストレスなく過ごせている。義両親とは、年に何回か会うくらいの距離。この距離感が、私たち家族には一番合っていると思う。
「あの時、折れなくて本当によかった」
赤ちゃんを抱きながら、心からそう思える。守りたかった境界線を、自分の手でちゃんと引けたのだ。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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