Share
夫「PTAの飲み会だから」産後すぐの妻に3人育児を丸投げで外では賞賛される夫→冷め切った2年の結末

夫「PTAの飲み会だから」産後すぐの妻に3人育児を丸投げで外では賞賛される夫→冷め切った2年の結末
PTA役員を引き受けた夫への感謝
両親は遠方に住み、頼れる人は近くに誰もいない街で、私は3人の子育てに追われていた。
上2人は小学生、末っ子はまだ産まれたばかりで、抱っこ紐から下ろせない毎日が続いた。
日中の家事は片手で進め、夜中の授乳で睡眠は細切れになっていた。
そんな中、夫が小学校のPTA役員を引き受けてきた。
平日は会社で多忙なのに、行事のたびに学校へ出向き、土日も率先して活動に駆け回ってくれた。
最初の半年、私は心から夫を尊敬し、家事や育児で全力で支えようと頑張った。夫の役員仕事を邪魔したくなくて、自分の体調不良も口に出さず飲み込んでいた。
「お父さん、いつも頑張ってますよ」と保護者会で声をかけられて誇らしげに頷く夫を見て、私もうれしかった。役員として頼られる夫を持てた自分が誇らしい、と本気で思っていた頃だった。
飲み会で消える家庭時間
ところが半年を過ぎた頃から雲行きが変わった。行事のあとは決まって打ち上げ、親睦会、歓迎会、送別会と名のつく集まりが続き、夫は週に何度も夜遅くまで家を空けるようになった。帰宅は深夜0時を回り、酒の匂いと一緒に玄関の鍵を回す音が聞こえた。
「PTAの飲み会だから」
夫はそう告げて玄関を出ていく。私は片手で末っ子をあやしながら、もう片方で上2人の宿題に丸をつけ、洗濯機を回し、明日の保育園バッグを用意した。台所のシンクは食器で溢れ、自分が湯船に浸かる時間は無くなり、寝る時間は深夜2時を過ぎていた。
家での夫は家事育児にまったく無関心だった。「PTAで疲れた」と言ってソファに転がり、休日も役員の打ち合わせと称して昼前から出かけていく。
末っ子が高熱を出した夜さえ、夫は集まりに参加して朝帰りだった。私の睡眠は連日3時間を切り、頬がこけていった。
誰にも評価されない私と冷え切った2年
外では夫の評判は鰻登りだった。「あんなにPTAを頑張るお父さんは珍しい」「奥さんも誇らしいでしょう」と会うたびに褒められた。私は引きつった笑顔で頷くしかなかった。
誰かのために働く夫に、文句を言える隙間はどこにもなかった。対照的に、ワンオペでぼろぼろになっていく私を労う人は一人もいなかった。賞賛は夫のもの、疲弊だけが私のものだった。
2年の任期を終えた頃、子育てはやっと少し落ち着いていた。けれど、私の心は冷め切ったまま元に戻らなかった。あれだけ家庭を空にした夫を、もう以前と同じ目で見ることはできなくなっていた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
CHARACTERS
登場人物から探す
THEME
テーマ・シチュエーションから探す
ENDING
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事


