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「俺が妻の教育してるからな」家政婦扱いの妻を笑った夫。だが、妻のブチギレた一言で空気が一変

朝から台所に閉じ込められた嫁
数年前のお盆、夫の実家へ帰省したときの話だ。
親戚が10人以上集まる広間で、私だけが朝早くから台所に立たされていた。
野菜の下ごしらえ、煮物の味付け、揚げ物の油はね。汗だくで動き回る私の横を、義母はお茶を出しに通り過ぎるだけだった。
義姉も従姉妹も広間でビールを注いで回り、台所に近寄ろうともしない。
「嫁の仕事だから」と当然のように言われ、3時間ぶっ通しで台所から出られない。
普段は優しい夫も、地元に帰った瞬間に親戚とビール片手に大はしゃぎしていた。子供は親戚の輪に置きっぱなしで、私の目は届かない。広間からは笑い声と乾杯の音だけが響いてくる。
シンクの中は揚げ物の油でぬるつく皿が山積みで、洗っても洗っても新しい器が積まれていく。
背中にじっとりと汗が滲み、エプロンの裾が腿に張り付いていた。換気扇は最大で回しっぱなしなのに、煮物の出汁と揚げ油の匂いが台所に充満していた。
子供は広間で誰かに抱かれているらしいが、泣き声だけが時々聞こえてきて落ち着かない。
「気が利くお嫁さんね」と年配の伯母が広間から声をかけてきた。すると、ビールで顔を赤らめた夫が振り返り、ニヤニヤしながら口を開いた。
「うちの教育が行き届いてるからね」
家政婦ボランティアの辞表
頭の血が逆流した。
私は油まみれの手をふきんで拭い、台所の流しに山と積まれた洗い物をそのまま残して広間に出た。
子供の手を引き、夫の前に立つ。
広間の空気が一瞬で静まった。10人以上の視線が一斉にこちらへ集まる。
「言ってることおかしいわよ」
頭を下げてから顔を上げ、夫と義母を交互に見た。声は震えていなかった。
「家政婦のボランティアは辞めますので、残りの片付けはお義母さんと旦那様でどうぞ」
誰も声を出さなかった。義母は箸を持ったまま固まり、夫はビールジョッキを握ったまま口を半開きにしていた。
伯母もばつが悪そうに目を伏せている。私は子供を抱え、玄関で靴を履き、そのまま駅へ向かった。タクシーすら呼ばず、子供の手を引いて30分歩いた。
新幹線の指定席に座って窓の外を流れる景色を見たとき、ようやく深く息を吐けた。
後日聞いた話では、夫はメンツを潰された義母に「お前の教育がなってない」と激怒され、深夜まで1人で大量の洗い物を片付けさせられたらしい。
義姉も従姉妹も気まずさから帰り、最後に残った夫が義母の小言を浴び続けたという。それ以来、夫は私に頭が上がらなくなり、お盆の帰省自体が立ち消えになった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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