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「自転車、もう少しだけ寄せてもらえますか」隣人とのトラブル。だが、一度伝えても変わらなかった

一度伝えれば済むと思っていた
隣は四人家族で、家の前に自転車を三台とめています。前輪が斜めを向き、うちの玄関前まで少しはみ出していることがよくありました。
ごみを出しに行くたびに避けて通るのが気になり、ある日、庭にいた親御さんに声をかけました。
「すみません。自転車、もう少しだけ寄せてもらえますか」
「あ、すみません。気をつけます」
その日はきちんと寄せてもらえました。ところが数日たつと、また同じようにはみ出しています。その後も何度かお願いしましたが、しばらくすると元に戻ってしまいました。
ただ、困っていたのは自転車だけではありませんでした。
隣の子どもたちが家の前の道でサッカーをすることがあり、ボールがうちの車やシャッターに当たるようになったのです。
シャッターにぶつかると大きな音が響き、そのたびに私は外を確認していました。
子どもたちが遊んでいる間、親御さんが外に出てくることはほとんどありません。ボールが車にまで当たっていることは、知らないのかもしれないと思いました。
とはいえ、また私から直接言うだけでは同じことの繰り返しになりそうでした。この先も隣同士で暮らしていく以上、できれば関係を悪くしたくありません。
名前を出さず、自治会に相談した
そこで私は、自治会の役員をしている方に相談することにしました。特定の家を責める形にはしたくなかったので、名前は出さずに状況だけを伝えました。
「車にボールが当たっています。玄関の前も、自転車で通りにくくなることがあって…」
役員の方は話を聞いたあと、「名指しにせず、地域全体へのお願いとして案内を出しましょう」と言ってくれました。
数日後、回覧が回ってきました。道路での球技は近くの公園を利用すること、自転車は通行の妨げにならないよう敷地内へ置くこと。さらに、近所にある球技のできる公園の場所も書かれていました。
うちにも隣にも、同じ内容の案内が届いています。
翌朝、外へ出ると、隣の三台の自転車は門の内側に収まっていました。その日の午後には、子どもたちがボールを抱えて公園のほうへ歩いていく姿も見かけました。
しばらくして隣の親御さんと顔を合わせたとき、向こうから声をかけられました。
「回覧、うちのこともありますよね。ボールが車に当たっていたのは気づいていませんでした。すみません」
私は「自転車を中に入れてもらえて助かっています」とだけ返しました。
後日、向かいの方からも「うちの前も通りやすくなりました」と言われ、困っていたのは私だけではなかったのだと知りました。
今では玄関を出るたびに自転車を避けることもなく、隣の親御さんとも普通に挨拶を交わしています。何度言っても変わらないときは、相手を責め続けるのではなく、別の伝え方を考えることも必要なのだと思った出来事でした。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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