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「せっかく用意したのに。付き合い悪いねえ」何度断っても子どもの皿に料理を載せる親戚。だが、夫が静かに返した一言

「せっかく用意したのに。付き合い悪いねえ」何度断っても子どもの皿に料理を載せる親戚。だが、夫が静かに返した一言
「たくさん食べるのが元気な証拠」という親戚
お盆になると、夫の実家には親戚一同が集まります。
座卓には大皿の料理が並び、子どもたちも久しぶりに会ういとこと遊べるのを毎年楽しみにしていました。
ただ、私には少しだけ気が重いことがありました。
親戚のおばさんの一人が、とにかく子どもたちにたくさん食べさせたがるのです。
昔から世話好きな人で、「子どもはたくさん食べたほうが元気になる」という考えの持ち主でした。
悪気がないことは分かっています。
ただ、うちの下の子はもともと食が細く、一度にたくさん食べられるタイプではありません。
本人が「もうお腹いっぱい」と言ったら、無理に食べさせないようにしていました。
その日も、下の子は自分の取り皿にある料理を食べ終えると、箸を置きました。
すると、おばさんが大皿を持ち上げて言いました。
「ほら、まだ全然食べてないじゃない。これも食べな」
私は「もうお腹いっぱいみたいなので大丈夫です」と伝えました。
ところが、おばさんは笑いながら子どもの皿に料理を載せようとします。
「遠慮しないで、もっと食べな。子どもなんだからいっぱい食べないと」
下の子は困ったように私の顔を見ました。
私がもう一度断ると、おばさんは少し不満そうな顔をしました。
「せっかく用意したのに。付き合い悪いねえ」
その場の空気を悪くしたくなくて、私は曖昧に笑うしかありませんでした。
夫が子どもの皿をそっと引き寄せた
そのとき、隣に座っていた夫が子どもの取り皿をそっと手前に寄せました。
「おばさん、もう十分食べてますよ」
夫はいつもと変わらない穏やかな口調でした。
「たくさん食べさせてもらえるのはありがたいです。でも、うちは本人がお腹いっぱいって言ったら、そこで終わりにしてるんです」
おばさんは少し驚いたように夫を見ました。
夫はさらに、「せっかく作った料理を残したくない気持ちも分かります。でも、無理に食べさせて食事が嫌になるほうが困るので」と続けました。
責めるような言い方ではなかったからでしょう。
おばさんも少し間を置いたあと、「そういう考え方もあるのね」と料理を大皿に戻しました。
すると向かいに座っていた親戚が、「食べる量なんて子どもによって違うもんな」と笑いました。
それからは、おばさんも料理を載せる前に「まだ食べる?」と子ども本人に聞いてくれるようになりました。
翌年のお盆。
下の子が箸を置くと、おばさんは料理を持ったまま立ち止まりました。
「もうお腹いっぱい?」
子どもがうなずくと、「じゃあ無理しなくていいね」と笑ってくれました。
たったそれだけのやり取りでしたが、毎年少し身構えていた私は、ようやく肩の力を抜いて食卓を囲めた気がしました。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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