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「これ、一人いくらかかったの?」三回忌の会食で費用を聞き続けた親戚。だが、伯母が静かに返した一言とは

「これ、一人いくらかかったの?」三回忌の会食で費用を聞き続けた親戚。だが、伯母が静かに返した一言とは
故人の思い出を話していた、三回忌の会食で
3年ほど前、親戚の三回忌に参列したときのことです。
読経を終えたあと、親族15人ほどで会食の席につきました。久しぶりに顔を合わせる人も多く、最初は故人の思い出や近況について、穏やかに話していました。
「昔はよく、みんなでここへ来たよね」
「そうそう。あの人、こういう料理が好きだったから」
そんな話をしながら食事をしていると、親族の一人である50代の男性が、料理を見回しながら口を開きました。
「ところで、これって一人いくらくらいするの?」
一瞬、周囲の会話が止まりました。
誰かが答えるのかと思いましたが、施主を務めていた伯母は聞こえなかったように、そのまま別の親族と話を続けています。
ところが男性は、そこで終わりませんでした。
「会場代もかかるんでしょ?全部で結構するよね」
さらに、引き出物やお寺へのお礼についてまで尋ね始めたのです。
「今日は、金額を比べる日じゃないから」
最初はみんな、話題を変えようとしていました。
「そういえば、この前○○さんに会ったよ」
「もうそんな時期なんだね」
ところが男性は気にする様子もなく、また伯母に向かって聞きます。
「でも実際、全部でどのくらいかかったの?」
そこで、伯母が箸を置きました。
怒った様子ではありません。ただ、男性のほうを見て静かに言いました。
「今日は、誰がいくら出したとか、何にいくらかかったとかを比べる日じゃないから」
男性は一瞬黙りました。
伯母は続けて、
「せっかくみんなが集まってくれたんだから、今日はあの人の話をしてくれたら、それで十分よ」
と言いました。
その言葉を聞いて、男性もようやく「そうだな」と小さく答えました。
少しすると、別の親族が故人との昔話を始め、席には再び笑い声が戻ってきました。
法事には、会場や食事などさまざまな費用がかかります。気になること自体は不思議ではないのかもしれません。
ただ、その場で何を話すかによって、せっかく集まった人たちの気持ちは大きく変わります。
帰り道、伯母の「今日は比べる日じゃない」という言葉が、なぜかずっと心に残っていました。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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