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「実は俺、バツイチなんだ」正直に打ち明けてくれた彼。だが、私が見た裏切りの光景とは
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まめで優しい年上の彼
三十六歳で離婚して、数年が過ぎました。子育ても少し落ち着いて、私はもう一度、穏やかな時間を誰かと過ごせたらと思うようになったのです。
そんなとき知り合ったのが、四十二歳の男性でした。連絡もまめで、会えば必ず私の話に耳を傾けてくれます。
「実は俺、バツイチなんだ」
彼は少し照れたように、自分の過去を打ち明けてくれました。隠さず話してくれたことで、私はかえって信頼できると感じた。
「同じ経験してるから、君の気持ちは分かるよ」
その言葉に、私は自然と心を許していきました。付き合って三か月、私はこの人となら穏やかにやっていけると信じていたのです。
モールで見た光景
ある休日、買い物に出かけたショッピングモールでのことでした。人混みの向こうに、見覚えのある後ろ姿を見つけた。
彼でした。小さな女の子を抱っこして、隣の女性と手をつないで歩いています。女の子は彼に甘えるように頬を寄せ、女性は当たり前のように彼の腕に寄り添っていました。三人はどう見ても、仲のいい家族にしか見えなかったのです。
頭が真っ白になりました。それでも私は、その場で一枚だけ写真を撮っておいたのです。
後日、私は平静を装って彼に尋ねました。
「この前、モールにいたよね」
彼は少しも動じず、笑ってこう答えました。
「ああ、妹と姪っ子と一緒だったよ」
あまりに自然な口ぶりに、一瞬信じそうになりました。けれど私は、あの日撮った写真を静かに差し出した。
「じゃあ、なんでこの人と手をつないでたの」
その瞬間、彼の表情がこわばりました。
「黙れ、妹と姪っ子だってば」
声を荒らげて言い張りますが、写真の中の二人は、どこからどう見ても夫婦の距離でした。私は指先で、つながれた手をそっと示しました。
彼の口が、そこで止まりました。目が泳ぎ、握った拳が小さく震えています。しばらくの沈黙のあと、絞り出すような小声が漏れてきました。
「……ごめん。本当は、まだ結婚してるんだ」
言い訳を重ねた末の、白状でした。私の中の気持ちは、その一言で一気に冷めていきました。
私は取り乱しませんでした。ただ、まっすぐ彼を見て告げたのです。
「その話を最初にしてくれていたら、絶対に付き合わなかった」
そう言い残し、その場で彼の連絡先をすべて削除しました。うつむいたまま顔を上げられない彼を残して、私は歩き出しました。信じるべきは言葉ではなく、相手の行動なのだと、静かに胸に刻みながら。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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