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「お義母さんが全部やってくれたんでしょ?」元旦の朝から台所に立ち続けた私に親戚が言った一言

「お義母さんが全部やってくれたんでしょ?」元旦の朝から台所に立ち続けた私に親戚が言った一言
今年は義母の代わりに、私が台所を任されていた
結婚して数年たったころ、夫の実家で迎えた元旦のことです。
その年、義母は少し前から腰を痛めていました。
長時間立っているのがつらいということで、正月の準備は私が多めに手伝うことになっていました。
年末には義母と一緒に煮物や黒豆を用意し、元旦の朝は私が盛り付けや雑煮の準備を担当しました。
まだ親戚が集まる前から台所に立ち、重箱に料理を詰め、お椀を並べ、雑煮の出汁を温めます。
人が増えるたびに湯呑みを出し、お茶を淹れ、足りない取り皿を追加しました。
義母は何度か台所へ来てくれましたが、立っているだけでもつらそうだったため、私は「ここは大丈夫ですよ」と声をかけて、和室で休んでもらっていました。
やがて親戚がそろい、和室からにぎやかな笑い声が聞こえてきました。
私は料理を運び終えると、最後に人数分の割り箸を並べ始めました。
そのとき、少し遅れて到着した親戚の一人が、私の手元を見ながら笑って言いました。
「お義母さんが全部やってくれたんでしょ?あなたは箸を並べるくらいで楽ね」
どうやら、その親戚は義母がいつも通り正月料理を準備したと思っていたようです。
悪気のない冗談だったのかもしれません。
それでも、朝からほとんど座らずに動いていた私は、すぐに笑い返すことができませんでした。
夫も一瞬こちらを見ましたが、突然のことに戸惑ったのか、何も言えずにいました。
「今年は、この子がずっとやってくれてたよ」
すると、朝早くから来ていた年配の親戚が、静かに口を開きました。
「いや、今年は違うよ。この子が朝からずっとやってくれてたんだよ」
和室の空気が少しだけ静かになりました。
その人は続けました。
「私が来たときには、もう雑煮の準備をしてたし、お茶も料理もずっとこの子が運んでたよ。今、箸を並べてるのは最後の仕事だよ」
すると義母も、申し訳なさそうに笑いながら言いました。
「私が腰を痛めちゃったから、今年はほとんどお願いしてたのよ。助けてもらってるの」
最初に声をかけた親戚は驚いた顔をして、すぐに私のほうを向きました。
「そうだったの。最後のところしか見てなかったわ。ごめんなさいね」
事情を知らなかっただけだと分かると、私の中にあった引っかかりも少し軽くなりました。
そのタイミングで夫も立ち上がり、「あとは俺が運ぶよ」と盆を受け取ってくれました。
年配の親戚は空いている座布団を指しながら、「せっかくの正月なんだから、あなたも座って食べなさい」と言ってくれました。
私はようやく席につき、温かい雑煮を口にしました。
ほんの一部分だけを見れば、簡単なことをしているように見えるのかもしれません。けれど、その前にどれだけの準備があったのかを見てくれていた人がいたことが、何よりうれしく感じた元旦でした。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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