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「間に合うのかしら」何度も呼び出されてやっと来た乗客。堂々とした態度に感じた本音とは

「間に合うのかしら」何度も呼び出されてやっと来た乗客。堂々とした態度に感じた本音とは
搭乗を待つ空港で
少し前に、ひとりで飛行機に乗る機会がありました。
搭乗までまだ時間があり、私は待合の椅子で、のんびりと出発を待っていたのです。
ゲートのあたりは、思いのほか静かでした。乗客はそれぞれに、思い思いの様子で時間を過ごしていました。
そんな中、館内のアナウンスが、少し慌ただしく流れ始めました。
どうやら、まだ来ていない乗客を呼び出しているようだったのです。
繰り返される呼び出し
「〇〇様、いらっしゃいましたら近くのスタッフまでお声がけください。手荷物検査のお時間が過ぎております」
同じ案内が、何度も繰り返されました。
スタッフの方は、そのたびに周囲を見回し、落ち着かない様子で対応に追われていたのです。
(間に合うのかしら)
私は自分のことのように、少しはらはらしていました。
あの人は乗り遅れてしまうのではないか、と気になったからです。
しばらくして、ようやくひとりの男性が、連れの女性とともにゲートの近くへ現れました。
呼ばれ続けていたのは、どうやらその人だったようでした。
詫びのない後ろ姿
てっきり急いで向かうものと思っていましたが、その男性は違いました。
連れの女性との別れを、ゆっくりと済ませてから、おもむろに歩き出したのです。
そして、慌てるでも詫びるでもなく、「〇〇です」とだけスタッフに告げて、悠々と手荷物検査へ向かっていきました。
その落ち着き払った態度に、私は思わず目を疑いました。
あの人のせいで、スタッフは何度もアナウンスを繰り返し、ずっと気をもんでいたはずです。
ひと言、申し訳ありませんと言ってもいいのではないか、と思ってしまいました。
もちろん、何か事情があったのかもしれません。
それでも、あの平然とした振る舞いには、どうにも割り切れないものが残りました。
飛行機は無事に飛び立ちましたが、私の中の小さなひっかかりは、しばらく消えませんでした。
誰かの手をわずらわせたことに、少しでも気づいてほしかったのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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