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「30過ぎたら、早く結婚しないと」酔って絡んできた伯父。だが、私が笑顔で切り返した一言とは

祖父を偲ぶ席で
祖父の一周忌の法要を終え、親族20人ほどで会食の席に着いたときのことです。
一年ぶりに集まった顔ぶれで、生前の祖父の思い出をぽつぽつと語り合う、しめやかな集まりのはずでした。
ところが、遠方から来ていた50代の伯父が、注がれる酒を重ねるうちに、すっかり上機嫌になってしまいました。
やがて大きな声で、自分の趣味やゴルフの話を延々と始めます。
得意げに語るその声は、しめやかな席にはあまりに大きく、料理を運ぶ仲居さんまで困り顔になっていました。
厳粛な空気にはそぐわない賑やかさに、周りは戸惑い顔でした。それでも親戚のことですから、誰もあからさまには止められません。
向けられた矛先
ひとしきり自分の話を続けたあと、伯父の矛先は、なぜか未婚の私へと向かってきました。
盃を片手に、こちらをのぞき込むように言うのです。
「30過ぎたら、早く結婚しないと」
親がかわいそうだろう、と伯父は声を張ります。
一度ならず二度三度と、同じ小言をしつこく繰り返してきました。
誰かいい人はいないのか、条件が高すぎるんじゃないか。こちらが何も答えないうちから、伯父の詮索はどんどんエスカレートしていきます。
悪気がないぶん、かえって始末に負えませんでした。
場の空気が、すっと冷えていくのが分かります。両親も苦笑いを浮かべるばかりで、目の前の料理に視線を落とすほかありません。
けれど私は、ここで気分を害しても仕方がないと思い直しました。
笑顔で返した一言
私はことさら明るく微笑んで、伯父にお酌をしながら、こう返しました。
「伯父さんが心配してくださるうちが、きっと花なんですよ」
思わぬ切り返しに、伯父はきょとんとした顔になりました。
すかさず私は、あなたのように元気な親戚がいてくれるから寂しくないのだと、笑って言葉を添えます。
とげのない受け答えに、張りつめていた席がどっと和みました。
伯父も毒気を抜かれたように笑い出し、それきり結婚の話は出てきません。
言い返して角を立てるより、笑顔で受け流したほうが、よほど相手を黙らせられるものです。
周りの親族も、私の切り返しに、こらえきれず小さく吹き出していました。感情的にならずに切り抜けられたことに、私は内心そっと胸をなでおろしたのでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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