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「3度も彼女が、変わってたよな」結婚式で新郎の過去を暴露したスピーチ→司会が見事に立て直した一言

「3度も彼女が、変わってたよな」結婚式で新郎の過去を暴露したスピーチ→司会が見事に立て直した一言
いとこの晴れの日に
その日は、幼いころからよく知るいとこの結婚式でした。
会場には両家の親族が20人ほど集まり、私も末席から、はにかむ二人の門出を見守っていました。
和やかに食事が進み、いよいよ新郎の友人によるスピーチの時間になりました。
マイクを握ったのは、学生時代からの親友だという男性です。
はじめは微笑ましい思い出話でした。幼なじみだからこそ知る新郎の素顔に、会場からは温かな笑いがこぼれます。
ところが酔いも手伝ってか、話はだんだん際どい方向へと転がっていきました。
杯を重ねるうちに、友人の言葉からは少しずつ遠慮が消えていきます。
周りが笑ってくれるのが嬉しいのか、その口調はどんどん軽やかに、そして無防備になっていくのでした。
凍りついたスピーチ
友人は得意げに笑いながら、新郎の学生時代の恋愛遍歴を語り出しました。
そして、とどめのようにこう言い放ったのです。
「3度も彼女が、変わってたよな」
会場が、一瞬しんと静まり返りました。
新郎新婦は困ったように苦笑いを浮かべ、私の隣で新婦側の親族たちは、笑っていいものかと顔を見合わせています。
同じテーブルの年配の伯母は、そっと眉をひそめて目を伏せていました。
悪気はないのでしょう。
けれど、花嫁の晴れの席で持ち出すには、あまりに無神経な話でした。
せっかくの空気が、みるみる重くなっていきます。
司会の見事な一言
どうなることかと誰もが息をのんだ、その時でした。
すかさずマイクを引き取ったのは、進行役の司会者でした。
「それだけ多くの方に好かれてきた、お人柄ということですね」
やわらかな声が、こわばった会場にふっと流れます。
司会者は微笑みを絶やさぬまま、言葉を続けました。
「そんな新郎が、生涯をかけて選び抜いたのが、今日お隣にいらっしゃる花嫁さまです。これ以上のご縁が、ほかにあるでしょうか」
その一言で、張りつめていた空気が一気にほどけました。
あちこちから温かな拍手がわき起こり、新郎新婦の表情にも、ようやく本物の笑みが戻ります。気まずさは、いつの間にか祝福へと変わっていました。
とっさに新郎の欠点を美点へと言い換えてみせた、その機転の鮮やかさに、会場中がすっかり感心した様子です。見事な立て直しに、私はそっと胸をなでおろしたのでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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