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「もう誘うのは、やめてほしい」何度断っても別の日を提案してくる知人。だが、本音をぶつけた結果

「もう誘うのは、やめてほしい」何度断っても別の日を提案してくる知人。だが、本音をぶつけた結果

断っても、また別の日

知り合って間もない相手から、しきりに誘いを受けるようになったのは、去年の春ごろでした。

最初は、声をかけてもらえるのが素直にうれしかったのを覚えています。

ただ、こちらにも都合があります。

仕事が入っている日もあれば、先に別の予定を組んでいる日もある。だから予定が合わないときは「また今度」と、やんわり断っていました。

すると相手は、間を置かずに別の日を出してくるのです。

「じゃあ来週は。土曜日なら空いてるでしょ」

予定があると伝えても、返ってくる答えは同じでした。

少しだけなら大丈夫でしょ、と。こちらの都合は、はなから数に入っていないようでした。

「予定が合わないなら、こっちが合わせるよ」

気づかいのつもりだったのかもしれません。

けれど、私が断るという前提そのものが、会話のどこにもないのです。日をずらし、時間を短くしてでも会う。その一点だけは、どうしても譲られませんでした。

積み上がらない断り

やんわり伝えるだけでは届かない。そう感じて、私は一度、言葉を選びながらもはっきり口にしました。

「しばらくは、会うつもりがないんだ」

これで区切りがつくだろう。

そう思っていたのに、数日後にはまた連絡が来ました。やっぱり今日、会えないかな、と。

何度断っても、その断りは相手のなかに積み上がっていかないようでした。悪気があるふうでもなく、むしろそこが、うすら寒く感じられたのです。距離の取り方が、まるでかみ合っていませんでした。

返事をしないでいると、今度は別の切り口で誘いが届きます。断りの言葉を探すことが、いつのまにか毎日の小さな重荷になっていました。

はっきり伝えた日

このままではいけない。私は逃げずに向き合うと決めました。相手を責めるのではなく、自分の気持ちだけを、まっすぐ伝えるつもりでした。

「もう誘うのは、やめてほしい」

声が少し震えたのが、自分でも分かりました。角が立つのが怖くて、ずっと飲み込んでいた一言です。

相手はしばらく黙り込み、それから小さく、そっか、とつぶやきました。いつもの押しの強さが、その顔からすっと引いていくのが見えたのです。

それきり、誘いの連絡は途絶えました。拍子抜けするほど、あっさりと。言うまでは本当に怖かったけれど、伝えたあとに戻ってきた静けさは、久しぶりに息のしやすいものでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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