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夫「双子連れて競輪場行こう」→妻「3歳児2人、どこで見るの?」身勝手な計画を突かれた夫が黙り込んだ

競輪場に双子を連れて行こうと言う夫
双子を産んでから、大の競輪好きだった夫は、もっぱらネットで券を買って楽しむようになっていた。
家で見ている分には、私も子どもたちも困らない。だから、それ自体が不満だったわけではないのだ。
ところがある日、地元の競輪場で大きなレースが開かれると知った夫は、めずらしく前のめりになった。
「双子連れて競輪場行こう」
子どもが遊べる遊具のコーナーもあるから、家族みんなで楽しめる。夫はそう言って、すっかり乗り気だった。
けれど当時、双子はまだ三歳。イヤイヤ期の真っ最中で、慣れない場所へ二人を連れ出すだけでも、私には気が重かった。
「ママ一人に世話を押し付けたりしないから。約束する」
そこまで言うならと、私はしぶしぶ支度を始めた。
腕をつかんで問いただした
競輪場に着くと、案の定、夫の視線はそわそわとレース会場のほうへ向かっていた。
遊具コーナーで双子を遊ばせていたのも、ほんの数分のこと。
「ちょっとだけ」と言い残し、車券を買いに腰を浮かせたのだ。
私はとっさに、その腕をつかんだ。
「3歳児2人、どこで見るの?」
この言葉に、夫の動きがぴたりと止まった。片方が走り出せば、もう片方は反対へ駆けていく。人混みで手を離せば、あっという間に迷子になる年ごろだ。それを私一人で、どうやって見ろというのか。
「ほんの少しの時間くらい、いいだろ」
夫は、ばつが悪そうに言い返してきた。
黙り込んだ夫と義父の一言
「いいわけないでしょう。この子たちがどこかへ行ったら、あなた、レースを見ながら二人を追いかけられるの?」
私が静かにそう返すと、夫の顔からみるみる余裕が消えていった。
ちょうどそのとき、片方がしゃがみ込んでぐずり出し、もう片方が私の服を引っぱって泣き始める。二人ぶんの泣き声に、夫はおろおろと立ちすくむばかりだった。
結局その日、夫は一枚も車券を買えなかった。双子を抱え、汗だくで遊具コーナーを走り回り、レースは一度も見られずじまい。
「……こんなに大変だと思わなかった」と、疲れ果てた顔でつぶやいた。私が毎日どんな思いで二人を見ているのか、その日ようやく分かったらしい。
後日、この一件を義理の両親に話すと、義父は夫をきつく叱ってくれた。
「子どもを連れ出しておいて、自分の趣味を優先するやつがあるか」と。夫は小さくなってうなずくばかりだった。
それ以来、家族で出かけるときは、まず子どもの世話をどう分担するかを、先に決めるようになったのだ。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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