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「もしかして、誰か部屋に呼んでる?」半同棲している彼の家で減り続けた化粧水。だが、意外な犯人に別れを決意

化粧水が、やけに早く減る
専門学生だった頃、彼の部屋に半分住み着くような暮らしをしていた。
洗面台には、私の化粧水や乳液がいくつも並べてあった。
その化粧水の減りが、どう考えても早い。買ったばかりのボトルが、数日で半分になっている。
「ねえ、これ使ってる?」
「俺、化粧品なんか使わないって」
彼はそう言って笑ったけれど、目だけが妙に泳いでいた。
気のせいだと思いたかった。
「じゃあなんで、こんなに減るの」
「知らないよ。蒸発でもしたんじゃない」
男の一人暮らしの部屋で、化粧水が蒸発するわけがない。
胸の奥が、ざわりとした。
それからも、私が泊まりに来るたびに、ボトルの中身は確実に減っていた。
乳液も、いつのまにか口の位置が変わっている。誰かが、私のいない部屋で使っている。
「もしかして、誰か部屋に呼んでる?」
「呼んでないって。疑いすぎだよ」
そう言う彼の声は、いつもより少しだけ早口だった。
張り合ってくる同級生
その頃、学校に妙な同級生がいた。
何かにつけて私に張り合い、マウントを取ってくる女だ。
「その服、どこの?私のほうが高いやつ持ってる」
「彼氏いるんでしょ?どうせ長く続かないよ」
そんな言葉を、にやにやしながら投げてくる。
気に留めないようにしていた。
ある日、その同級生が私の前で、見覚えのある香りをさせていた。彼の部屋で私が使っているのと、同じ化粧水の匂い。
点と点が、線でつながった瞬間だった。
「ねえ、その匂い。私のと同じだね」
そう言うと、彼女の余裕の表情が、ほんの一瞬だけ固まった。
突きつけた朝
後日、彼を問い詰めると、観念したように白状した。
私が学校に行っている間、あの同級生を部屋に上げ、私の化粧品まで使わせていたのだ。
「向こうから連絡してきて、断れなくて」
「断れなくて、私のものまで使わせたんだ」
彼はもう、何も言い返さなかった。あんなに親しげだった同級生が、裏でこの部屋に出入りしていた。
その事実が、じわじわと胸を締めつけた。
翌週、私は同級生を呼び止めた。
減ったボトルの写真と、彼から聞き出した日付のメモを、机の上に並べた。
「これ、全部あんたが来てた日だよね」
彼女の頬が、さっと引きつった。
「べ、別に、ちょっと借りてただけで」
「人の彼氏も、化粧品も、勝手に借りるんだ」
言い返そうと口を開いた彼女は、言葉が出てこないまま、視線をそらした。
いつものマウントは、どこかへ消えていた。
「もういいよ。あんな男も、あんたにあげる」
私が背を向けると、彼女は廊下に立ち尽くしたままだった。
あれだけ張り合ってきた相手が、もう一度も目を合わせてこなかった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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