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「ちょっと買い物だから」毎週末わが家を無料託児所扱いしたママ友。だが、夫が出した1枚の書面で状況が一変

最初は快く引き受けていた
同じマンションに住む近所のママ友から、子どもを預かってほしいと頼まれるようになったのは半年前のこと。
最初は月に一度くらいで、お互いさまだしと気持ちよく引き受けていた。
ところがある時期から、頻度が毎週末になった。
土曜の朝にチャイムが鳴り、玄関で軽く頭を下げる相手の手には、いつも自分の子だけだ。
玄関先で軽く片手を上げて、彼女はいつもの口調で短く言った。
「ちょっと買い物だから」
そう言って2時間のつもりで置いていった子は、夕方まで帰ってこないことも増えていった。
連絡を入れても既読がつかないまま、夕食前にようやく現れる土曜が続いた。
おやつ代と限界の土曜
お礼の言葉も、菓子折りも、一度もなかった。
預かるたびに3時のおやつ、夕方の軽食、ジュースまで出すことになり、月のおやつ代だけで数千円が消えた。
子ども同士は遊んでくれるからまだいい。
けれど、迎えに来た彼女がスマホを片手に「あー、助かったー」と言うだけで帰っていく姿に、我慢が限界を越えた。
うちの子から「あの子のママ、いつも何時間も帰ってこないね」と聞いた夜、ようやく自分が無料の託児所にされていたことが腑に落ちた。
気の合うママ友のはずだったのに、その距離感はとっくに友人関係を超えていた。
夫に相談すると、表情を変えずに「次にきたら、俺が出る」と言った。
それから1週間、夫はパソコンに向かって何かを作っていた。書式の整った契約書のひな型をネットで探し、項目を一つずつ印字で詰めていく姿が、妙に頼もしかった。
そして次の土曜。
朝、いつもの時間にチャイムが鳴り、わざとらしくスーツ姿の夫が現れた。
規約書を見て凍りついた顔
夫はにこやかに一礼すると、A4の書類を差し出して低い声で話しはじめた。
「いつも大変ですね。これからは我が家も1時間1000円のシッター代と、おやつ代の実費をいただくことにしました。本日の規約書です。サインをいただけますか?」
真顔の夫と、印字された規約書。
ママ友の顔が、見たことのない速度で青ざめていった。
「あ、急用を、思い出したから、いいわ」と一言だけ残し、子どもの手を引いて逃げるように去っていく後ろ姿を、私は呆然と眺めていた。
翌週から、彼女はチャイムを鳴らさなくなった。玄関先でばったり会っても目を逸らされる。
預けっぱなしの土曜が消えただけでなく、彼女の側からの連絡も一切なくなった。ただし、もう土曜の朝に追加のおやつを買う必要はなくなった。
夫がパソコンに向かい続けた1週間の対価としては、十分すぎる静けさだった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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