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「みっともないから、髪染めないで!」見た目を全否定してくる大叔母。だが、婚約者まで侮辱する大叔母へ下した決断とは

送迎の日々
祖母の妹、つまり私の大叔母は独身で、車の免許も持っていない。
買い物や習い事の卓球の送り迎えに月に数回、私が車を出していた。
毎回お礼にとお昼をご馳走になるので、面倒だなと思いつつも断りにくく、当時20代だった私はにこにこと引き受けていた。
一人暮らしの大叔母にとって、姪の私と外食する時間は楽しみだったのだと思う。
卓球教室の終わりに駐車場で手を振る姿が、最初の半年は微笑ましく見えていた。
ところが、半年ほど経った頃から空気が変わってきた。
当時の私は髪を明るく染め、両耳にピアスを並べ、お洒落が一番楽しかった時期だ。
ファミレスの席で向かい合うたびに、大叔母の視線がそこに刺さるようになったのだ。
「みっともないから、髪染めないで!」
箸を置きながら、大叔母が低い声で言った。
婚約者にまで及んだダメ出し
髪、ピアス。会うたびに同じセリフを聞かされるようになった。
やめなさい、似合わない、それじゃ嫁の貰い手がないわよ。
送迎の帰り道は決まって説教の時間に変わり、ハンドルを握る私の指は信号待ちのたびに白くなった。
追い打ちをかけたのが、親戚の集まりに当時の婚約者を連れて行った日だった。
挨拶も済ませ、和やかに食事が進んでいたはずなのに、大叔母だけがじっと彼を観察していた。
フォークを持つ手を止め、彼の横顔を斜め下から覗き込むようなあの視線を、私は離れた席からも感じ取っていた。
翌週の送迎で助手席に乗り込んだ大叔母は、シートベルトを締めるなりこう放った。
「あの男も気に食わない」
理由を聞くと、髪型がダメ、しゃべり方がダメ、私を選ぶ目がダメ。
気に食わない理由がぽろぽろと続いた。
婚約者は控えめで、親戚一同には穏やかですねと褒められた人だった。
ハンドルを握る手にぐっと力が入った。私の外見だけならまだ我慢できた。
でも結婚を決めた相手まで否定されるのは、もう違うと思った。
祖母経由で切った縁
その夜、私は祖母に電話をかけた。
直接大叔母に伝えるのはどうしても気が重かった。
事情を全部話すと、祖母は静かに「あの子は昔からそうだよ」とだけ言った。
送迎の件も、これ以上付き合いを続けたくない旨も、祖母から伝えてくれることになった。
受話器の向こうで、姉として妹を諦めたような短いため息が聞こえた。
翌日、私は大叔母の連絡先をブロックした。指が一瞬止まったけれど、迷いはなかった。
後日、祖母から「あの子、ちょっと拗ねてるみたいよ」と笑い混じりに電話があった。それでいいと思った。
婚約者は今、夫として隣にいる。あの判断は正しかったと、結婚式の日に改めて確信した。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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