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「私、別に仕事続ける気ないんで」可愛がってきた後輩からサラッと放たれた一言→続く一言に虚しさが残ってしまった

「私、別に仕事続ける気ないんで」可愛がってきた後輩からサラッと放たれた一言→続く一言に虚しさが残ってしまった

新卒で配属されてきた後輩を可愛がり続けた日々

私が新卒で入社して三年目の春、自分の部署にひとりだけ後輩が配属されてきました。

緊張で肩をすくめている彼女を見たとき、自分の新人時代を思い出して、胸の奥がぎゅっと温かくなったのを覚えています。

私自身、配属された頃にかなり放置気味で苦労した経験があったので、この子には絶対にそんな思いをさせたくない。そう静かに決めたのでした。

毎朝出社すると、まず彼女のデスクに寄って体調や前日の進捗を聞きました。

資料整理は自分のものより先に一緒に取りかかり、わからない箇所は手元のメモを見せながら根気強く説明しました。

お昼は必ず誘って、近くのカフェやお弁当を一緒にひろげながら、社内の人間関係や、業務で気をつけたほうがいいポイントを噛み砕いて伝えてきたつもりです。

ときには彼女の家庭の悩みや、彼氏との喧嘩の話まで聞きました。「先輩に話すと気持ちが落ち着くんです」と笑ってくれる顔を見ては、ああ、この距離感でいいんだなと安心していたのです。

一年ほど経つ頃には、ちょっとした業務なら自分で判断して動けるようになっていて、私は心から誇らしく思っていました。

給湯室の雑談で耳にした、ずっと知らなかった本音

その日も普段通り、休憩時間に給湯室でふたりでお茶を入れていました。

会話の流れも、いつもどおりの何気ない雑談です。来年度の社内研修の話題が出て、私が「これからもっと仕事の幅を広げていこうね」と笑いかけたとき、彼女がマグカップを覗き込んだまま、ぽつりと言ったのでした。

「私、別に仕事続ける気ないんで」

声には嫌味も悪意もありませんでした。

むしろ、天気の話題と同じくらい軽いトーンだったのです。私は一瞬、聞き間違いかと思って、彼女の横顔を見つめ直しました。

「やる気とかも、ぶっちゃけそんなにないですし」

彼女は少し笑いながら、湯気の立つマグカップに口をつけました。給湯室の小さな音だけが、私の耳の奥でやけにクリアに響いていたのを覚えています。胸の中で、何かがしずかに冷えていく感覚がありました。

仕事に戻ったあとも、頭の中ではずっと同じ問いが回っていました。私が一年半かけて重ねてきた朝の声かけも、ランチも、相談に乗った夜の電話も、彼女にとっては何だったのだろう。怒りではなく、ただ虚しさのような重さが胸に残ります。私の時間は無駄だったとは思いたくない。それでもなお、心の底に小さなモヤモヤだけが、冷めないまま残ってしまったのでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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