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「兄弟だから借金は、当然折半よね」義弟の借金を夫に押しつけて出産祝いまで抜いた義両親。だが、夫が正論で断った結果

いきなり呼び出された義実家のリビング
長女を出産して半年が経った頃、義母から急に話があるからと夫婦で呼び出された。
夫の弟は数年前から借金を繰り返していて、家族の話題に上がるたびに義母がため息をついていた。
けれど私たち夫婦には直接の関わりがなく、これまで一度も金銭面で関与したことはなかった。
義実家のリビングに通されると、義母はお茶も出さず、開口一番こう切り出した。
「兄弟だから借金は、当然折半よね」
義弟が抱えている借金の総額は、その場で初めて聞かされた。
義母の言い分はこうだった。
義弟一人で背負わせるのは可哀想だから、兄である夫が半分肩代わりするのは当たり前。
家族なんだから、と。
隣に座っていた義父も腕を組んで頷いていて、夫婦の意向を聞く姿勢ではなかった。
私は冷たい湯呑みのない机を見つめながら、頭の中で家計簿を開いていた。
長女のミルクとオムツ、来年からの保育料、住宅ローンの残り。
一切の余裕はなく、たとえ折半が数十万単位だとしても受け入れられる状況ではなかった。
夫が口ごもっている横で、義母はさらに畳みかけた。出産祝いで集まったお金、あれもうちで一部預かってたんだけど使っちゃったから、その分は折半額から差し引いてあげると。
耳を疑った私は、思わず聞き返した。義母はけろりとした顔でこう続けた。
「ちょっと借りただけだから」
家族の名前で進む金銭感覚への絶句
出産祝いは親族や夫の友人から私たち夫婦宛てに送られたものだった。
義実家で一旦預かってもらっていたのは数袋分で、合計すれば数十万円になる金額だった。
それを義母は確認も連絡もないまま開封し、義弟の生活費の補填や自分たちの旅費に充てていたという。
夫が顔を強張らせて、いつから、何にいくら使ったのか、と質問した。
だが義母は明細を出さず、家族で使ったお金なんだからいちいち言わなくていいでしょ、と平然と返してきた。義父も同じ調子で、長男なんだから細かいこと言うな、と義母を擁護した。
私はその場で、出産祝いの返却と借金折半の拒否を夫に促した。
夫もようやく腹を決めた顔で、弟の借金は弟と義両親で解決してほしい、出産祝いも全額返してほしい、と伝えた。義母の表情は一瞬で曇り、薄情だの長男の自覚がないだのと声を荒げ始めた。
結局その日は何も決まらないまま、私たちは義実家を出た。
車のシートに座り込んだ瞬間、半年ぶりに溜め込んだ疲れが一気に襲ってきた。家族という名前さえ口に出せば他人の財布も開けていいと信じている義家族の金銭感覚は、その後も完全には変わらなかった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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