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「返すって約束して借りたお金でしょう?」記帳した通帳を食卓に置くと、夫が言葉を失った理由

「返すって約束して借りたお金でしょう?」記帳した通帳を食卓に置くと、夫が言葉を失った理由
「遊びに行ってくる」が、何日も続いた
事情があって手元のお金がなくなったとき、義理の親がお金を貸してくれました。
「本当にすみません。必ず返します」
そう言って頭を下げて受け取ったお金です。だから私は、生活が苦しくても、ここから先はなるべく手をつけないようにしようと決めていました。
ところが、そんな時期に夫がよく出かけるようになりました。
「ちょっと遊びに行ってくる」
最初は気にしていませんでした。けれど翌日も、その次の日も出かけます。
「最近よく出かけるけど、大丈夫なの?そんなにお金使ってない?」
私が聞くと、夫は軽い調子で答えました。
「大丈夫だよ。そんな使ってないって」
笑っている夫を見ながらも、なぜか引っかかるものが残りました。
そこで仕事帰り、私は通帳を記帳してみることにしました。
印字された金額を上から追っていくうちに、思わず手が止まりました。
「…え?」
残しておくつもりだったお金が、思っていた以上に減っています。
何度見直しても数字は変わりません。
怒りより先に、頭の中が真っ白になりました。
「これ、ちょっと見て」食卓に置いた通帳
その夜、夫が帰ってきても、私はすぐには何も言いませんでした。
夕食を終え、皿を片づけてから、記帳したばかりの通帳を開いて食卓に置きました。
「ねえ。これ、ちょっと見て」
夫は不思議そうな顔をして通帳をのぞき込みました。
しばらく数字を追っていましたが、途中で表情が変わります。
「……ああ」
その一言だけでした。
私は通帳を指さしました。
「これ、どういうこと?」
夫はすぐには答えません。
「いや、その……ちょっとずつなら大丈夫かなって」
「ちょっとずつでも、借りたお金だよ」
強い声を出したつもりはありませんでした。それでも、自分の声が少し震えているのが分かりました。
「返すって約束して借りたお金でしょう?」
夫はしばらく黙ったあと、小さな声で言いました。
「……ごめん」
私はそれ以上責めるより、これからどうするかを決めたいと思いました。
「通帳とカードは、これから私が管理するね」
「うん……分かった」
それから紙を一枚出し、いつ、いくらずつ返していくのかを書き出しました。
「この金額なら、毎月返せる?」
「たぶん……いや、返す。ちゃんと返すよ」
夫と一緒に金額を確認し、返済の予定を決めました。
怒るだけでは、元には戻らない
次の休み、私は義理の親にも会いに行きました。
責めてもらうためではありません。借りたお金をどう返していくのか、きちんと伝えておきたかったからです。
事情を話し終えると、義理の親は少し黙ってから言いました。
「そうだったの。ちゃんと話してくれてありがとう」
その言葉を聞いて、申し訳なさで胸が詰まりました。
その後、夫は翌週から勤務を増やしました。
ある日、帰宅した夫が疲れた顔でぽつりと言いました。
「自分で使った分だから、ちゃんと返さないとな」
給料日には明細を私に渡し、決めた金額を返済に回すようになりました。
もちろん、一度の話し合いですべてが元どおりになったわけではありません。
「たいして使ってない」と笑っていた夫を思い出すと、今でも複雑な気持ちになります。
それでも、あの日感情のまま怒鳴るのではなく、通帳を開いて「これを見て」と言えたことはよかったと思っています。
数字を前にして、ようやく二人とも現実から目をそらさずに話すことができたのです。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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