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「あれ、これって演出だよね?」新郎新婦の入場直前に起きたトラブル。だが、スタッフが落ち着いて立て直した瞬間

扉が開く直前、会場の照明が消えた
数年前、親族の結婚式に参列したときのことです。
披露宴が始まり、いよいよ新郎新婦が入場するという場面で、会場の照明がゆっくりと落ちました。
最初は、誰もが演出だと思っていました。会場に流れていた音楽に合わせて照明が暗くなり、参列者も自然と入口の扉へ視線を向けます。
ところが、そのまま扉が開くことはありませんでした。
しばらくすると音楽も止まり、会場の中が想定していた以上に暗くなりました。
「あれ、これって演出だよね?」
隣に座っていた親戚が、小さな声でそう言いました。
私も答えられませんでした。周囲からも「どうしたんだろう」と小さな声が聞こえ始め、少しずつ会場がざわついていきます。
扉の向こうには、入場を待っている新郎新婦がいるはずです。せっかく準備してきた大切な場面でトラブルが起きてしまったのかと思うと、私まで落ち着かない気持ちになりました。
スタッフが静かに進行を止めた
そんな中、式場のスタッフは大きな声を出したり、慌ただしく走り回ったりすることはありませんでした。
会場の端にいたスタッフが司会者のもとへ向かい、短く確認を取っています。何が起きているのか参列者には分かりませんでしたが、いったん入場を止めて対応していることだけは伝わってきました。
少しして、会場の照明が戻りました。
すると司会者がマイクを取りました。
「みなさま、驚かせてしまい申し訳ございません。準備が整いましたので、あらためておふたりをお迎えいたします」
その声を聞いて、会場の空気が少し和らいだのを覚えています。
音楽がもう一度最初から流れ始めました。
そして、今度は予定どおり扉が開き、新郎新婦が姿を見せました。
会場からは自然と拍手が起こりました。先ほどまで何が起きたのかと心配していたぶん、無事に二人が入場してきたことに、みんなほっとしたのだと思います。
新郎新婦も少し照れたように笑っていました。
披露宴はその後、何事もなかったように進んでいきました。
突然のトラブルが起きても、必要以上に騒がず、状況を確認してから進行を仕切り直す。スタッフの落ち着いた対応を見ているうちに、会場に広がっていた不安もいつの間にか消えていました。
予定どおりに進めることだけではなく、何か起きたときに落ち着いて場を整えることも、こうした日の大切な仕事なのだと感じた出来事です。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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