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「そこまで話す必要ある?」結婚式のスピーチで学生時代の恋愛話まで始めた友人。会場の笑い声が消えた瞬間

楽しい昔話になるはずでした
友人の結婚式に出席したときのことです。新郎新婦は学生時代からの付き合いで、会場には当時の友人も大勢招かれていました。
披露宴が半ばに差しかかったころ、新郎側の友人がスピーチのために前へ出ました。
学生時代から新郎と親しかった人で、昔から場を盛り上げるのが好きなタイプだったそうです。
「今日は懐かしい話を少しだけします」
そう切り出すと、学生時代の失敗談や旅行の思い出を次々と話し始めました。
新郎も楽しそうに笑っていて、会場からも何度も笑い声が上がります。
私も最初は、仲の良さが伝わる楽しいスピーチだと思って聞いていました。
ところが途中から、話の内容が少しずつ変わっていきました。
「あのころ、こいつが好きだった子がいて」
その言葉が出た瞬間、新郎がわずかに表情を変えたのが分かりました。
友人はそれに気づかなかったのか、そのまま学生時代の恋愛話を続けます。
誰に告白した、どこへ出かけた、どんなことで落ち込んでいた。
本人にとっては懐かしい思い出を披露して、会場を盛り上げるつもりだったのかもしれません。しかし、結婚式という場で話すには、少し踏み込みすぎた内容に感じました。
会場の笑い声が、少しずつ減っていきました
最初は笑っていた周囲も、次第に反応が薄くなっていきました。
隣に座っていた友人も、困ったような顔で私のほうを見ます。
「そこまで話す必要あるかな……」
小さな声でしたが、私も同じことを思っていました。
新婦は表情を崩さずに聞いていましたが、先ほどまでの楽しそうな様子とは明らかに違って見えました。新郎も途中から笑わなくなり、何度か友人のほうへ視線を送っていました。
それでもスピーチは続きます。
すると、話がいったん途切れたところで司会者がすぐにマイクを取りました。
「ありがとうございました。学生時代からの深い友情が伝わるお話でした」
自然な言葉で締めくくり、そのまま次の進行へ移ります。
会場から拍手は起きましたが、それまでの和やかな空気とは少し違っていました。
披露宴が終わったあと、一緒に出席していた友人がぽつりと言いました。
「昔から仲がいいからこそ、何でも話していいと思っちゃったのかな」
たしかに、話した本人に悪気はなかったのだと思います。新郎との長い付き合いを伝えたくて、昔の思い出をたくさん用意していたのでしょう。
ただ、親しい間柄だから知っている話と、大勢の前で話していいことは同じではありません。
楽しいスピーチだったはずなのに、今でも思い出すのは、会場から少しずつ笑い声が消えていったあの時間です。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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