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「でも、これ一本だけなんだけど」レジの列に割り込んできた客。だが、店員が毅然とした態度で対応した結果

列を横目にレジへ向かった男性
近所のドラッグストアへ買い物に行った、夕方のことです。
店内は仕事帰りの客で混み合い、レジの前には五、六人ほどの列ができていました。その店では、床に貼られた印に沿って一列に並び、空いたレジへ先頭の客から進む決まりになっています。
私も列の中ほどで、順番が来るのを待っていました。
すると、後から来た若い男性が、並んでいる人たちを横目に見ながら列の脇を通り抜けていきました。
手に持っていたのは、お茶のペットボトル一本だけです。
男性はそのまま、会計を終えた客が離れたばかりのレジへ向かいました。
近くにいた人が驚いたように男性を見ましたが、誰も声をかけません。
私も「列が見えているはずなのに」と思いながら、トラブルになるのが怖くて黙っていました。
男性はレジ台にペットボトルを置き、当然のように会計を待っています。
店員のひと言で最後尾へ
しかし、レジを担当していた女性店員は、商品を受け取る前に男性へ声をかけました。
「お客様、並んでますよ。順番が違います」
責めるような口調ではありませんでした。店員は床の印を手で示しながら、落ち着いた声で続けます。
「こちらは一列でお待ちいただいて、空いたレジへ順番にご案内しています。恐れ入りますが、最後尾からお願いします」
男性は一度、後ろの列を振り返りました。
「でも、これ一本だけなんだけど」
不満そうにペットボトルを持ち上げましたが、店員の態度は変わりません。
「お待ちのお客様もいらっしゃいますので、皆様に順番をお願いしています」
店員は声を荒らげることもなく、特別扱いはできないことをはっきり伝えました。
男性はしばらく黙っていましたが、周囲の視線に気づいたのか、「分かりました」と小さく答えました。そして商品を持ち、列の最後尾へ向かっていきました。
もし店員がそのまま会計していたら、きちんと並んでいた人たちは納得できなかったと思います。
相手を必要以上に責めず、それでも順番は守ってもらう。店員の落ち着いた対応を見て、私もほっとしました。
やがて私の番になると、店員は何事もなかったように「お待たせしました」と声をかけてくれました。混雑しているときほど、全員に同じルールを守ってもらうことが大切なのだと感じた出来事です。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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