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「私にも一言しゃべらせて」結婚式でマイクを握った仲人の女性。突如、新郎新婦の欠点を並べたワケ

「私にも一言しゃべらせて」結婚式でマイクを握った仲人の女性。突如、新郎新婦の欠点を並べたワケ
友人の晴れの日
親しい友人が、お見合いで結ばれた相手と結婚式を挙げることになり、私は心から喜んで披露宴に出席しました。
友人は結婚相談所を通じてご縁を得たそうで、当日は二人の仲を取り持った仲人の女性も、来賓のひとりとして招かれていました。
晴れやかなその席に、まさかあんな一幕が待っているとは、この時は思いもしませんでした。
式は終始なごやかに進み、料理も歓談も申し分ありません。
新郎新婦のはにかんだ笑顔に、会場中が幸せな空気に包まれていました。
ところが、宴も終盤にさしかかった頃、その和やかさが思わぬ形で乱されることになったのです。
予定にないスピーチ
締めくくりの挨拶へ移ろうとした、まさにそのときでした。
仲人の女性が、席を立ち上がったのです。
どうやら、お世話への御礼の額に納得がいっていなかったらしいと、後になって耳にしました。
彼女は司会者のもとへつかつかと歩み寄り、こう申し出ました。
「私にも一言しゃべらせて」
そう言うなり、返事も待たずにマイクへ手を伸ばします。
その一部始終を、私は今もはっきりと覚えています。
マイクを握った彼女は、あろうことか新郎新婦の欠点をひとつ、またひとつと数え上げ、自分がどれほど骨を折ったかを長々と語り始めました。
祝いの席は、水を打ったように静まりかえってしまいます。
司会者の毅然とした対応
誰もが下を向き、いたたまれない空気が流れました。
そのとき、すっと一歩前に出たのが司会者でした。
声を荒げることは一切なく、それでいて毅然とした調子で、彼女の言葉にやわらかく割って入ったのです。
「お力添え、まことにありがとうございました。それでは、あらためて新しい門出をお祝いいたしましょう」
そう言うと、司会者はごく自然な流れでマイクをそっと引き取り、話の矛先を新郎新婦への祝福へと戻しました。
角を立てず、それでいて有無を言わせない、実に見事な采配です。仲人の女性も、それ以上は続けられず、静かに自分の席へ戻っていきました。
白けかけていた会場には、ふたたび温かな拍手が湧き起こります。
プロのひと手によって、友人の晴れ舞台がしっかりと守られた瞬間でした。出過ぎず、引きもせず、場をおさめてみせた手腕には、ただ感心するばかり。さすがだと、私は胸のすくような思いで、その頼もしい背中を見つめていました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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