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「うちの家系は、みんな優秀な人ばかりでね」両家の顔合わせでマウントをとられた→私が笑顔で返した一言

「うちの家系は、みんな優秀な人ばかりでね」両家の顔合わせでマウントをとられた→私が笑顔で返した一言
顔合わせの席で
娘の結婚が決まり、両家の顔合わせの日を迎えました。
老舗の料亭の座敷に、両家がずらりと膝を並べています。
私はほどよい緊張のなか、和やかに話が進むことを願っていました。
はじめのうちは、天気や料理の話でなごやかに時間が流れていきました。
娘も相手の青年も、少し照れながら幸せそうに寄り添っています。
先方のご両親も、終始おだやかに微笑んでくださっていました。
ところが、先方の親戚だという年配の女性が口を開いた途端、座敷の空気がわずかに張りつめたのです。
突然の家系自慢
「うちの家系は、みんな優秀な人ばかりでね。あなたも、しっかり頑張らないとねえ」
初対面のあいさつもそこそこに、その女性はそう言って私を見ました。
悪気があるのかどうかも分からない口ぶりで、けれど言葉はずしりと重く響きます。
女性の家系自慢は、そのあとも続きました。
どこそこの大学、どんな肩書き。娘の相手の青年までもが、居心地悪そうに視線を落としています。先方の親御さんも、困ったように苦笑いを浮かべるばかりでした。
笑顔で返した一言
ひとしきり自慢話が続いたところで、私はにっこりと微笑んで口を開きました。
声を荒げるつもりはありません。ただ、穏やかに、けれどはっきりと申し上げました。
「まあ、素晴らしいご家系ですね。それなら、うちの娘も安心してお任せできます。優しいお家に育った子ですから、きっと良いご縁になりますわ」
持ち上げるようでいて、こちらの芯もきちんと通した返しでした。
女性は一瞬、言葉に詰まったように口をつぐみます。
それ以上、家系の話が続くことはありませんでした。
娘の相手の青年がほっとした表情で、二人のこれからの話へと水を向けてくれます。張りつめていた座敷に、ようやく穏やかな笑いが戻ってきました。
マウントを取り合っても、良いことなど何ひとつありません。品よくかわして場を収めれば、それで十分でした。帰り道、娘がそっと、お母さんかっこよかったと耳打ちしてくれました。娘の門出の日は、最後は和やかな空気のまま、無事にお開きとなったのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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